ロシアンブルーはその銀色に光り輝く美しい被毛とスレンダーな体が魅力的な猫です。とても気品のあるロシアンブルーを飼ってみたいと考えている方のためにロシアンブルーの性格や寿命、値段や飼い方の注意点について詳しく解説します。
Contents
ロシアンブルーとは?
ロシアンブルーはロシア土着の猫が祖先といわれていますが、その出自は定かではありません。19世紀にはイギリスへ渡り、その魅力的な容姿で人気となりました。その後第二次大戦中にその数が激減しましたが、ロシアンブルーを愛する繁殖家によってブリティッシュショートヘアやシャムと交配され存続することができました。ちなみにシャムのポイントは劣性遺伝なので通常の交配ではシャムのポイントを持ったロシアンブルーは生まれません。ただ両親ともシャムの毛色の遺伝子を持っていた場合、希にシャムのポイントを持ったロシアンブルーが生まれることがあります。
ロシアンブルーの顔立ちは「ロシアン・スマイル」とも呼ばれており多くの愛好家がいます。
スポンサーリンク
ロシアンブルーの性格は?
飼い主に忠実
ロシアンブルーは犬のように飼い主に忠実で、従順な猫です。プライドがとても高く気まぐれなところをあわせもっています。
気難しい一面がある
臆病で人見知り、内気な性格なので飼い主さんに気を許すまでに時間がかかります。ゆっくりと優しく接してあげましょう。
一度心を許すととてもなついてくれますが、ロシアンブルーが気に入った人がほかの猫をかわいがったりすると激しく嫉妬することもあります。
また飼い主さんがべたべたしすぎることも嫌がりますが、あまりかまってもらえないとストレスにもなります。飼い主さんはロシアンブルーの様子を観察することが大切ですね。
信頼できる相手を選ぶ
ロシアンブルーは自分で家族の中で一番信頼する人を決めています。その人がほかの猫をかまったりすると怒ることも。信頼した相手を独占したがる傾向にあります。
ボイスレス・キャット
ロシアンブルーは「ボイスレス・キャット」という別名があるようにほとんどなくことがありません。マンションなどでも飼いやすいといえるでしょう。
スポンサーリンク
ストレスを抱えやすい
ロシアンブルーは環境などの変化にとても敏感な猫です。ロシアンブルーにとって環境の変化などは大きなストレスとなるので注意が必要です。ストレスを感じると食欲不振や体調を崩すこともあります。
ロシアンブルーの寿命は?
ロシアンブルーの平均寿命は10年から12年です。個体によっては17年から18年生きる子もいるようです。ロシアンブルーは純血種のなかでも比較的遺伝性疾患が少ない猫です。ただシニアになると猫独特の病気になる可能性があるので定期的な健康診断を受けることをおすすめします。
ロシアンブルーの値段は?
ロシアンブルーの値段は10万円から20万円くらいでしょう。個体の血統などにより子猫の価格がちがってきます。血統のいい子猫の場合は30万円くらいすることもあります。
ロシアンブルーの飼い方の注意点は?
定期的なお手入れが必要
ロシアンブルーは短毛ですがダブルコートの猫です。そのため換毛期以外でもとても抜け毛の多い猫です。1週間に1,2回のブラッシングで抜け毛を除去することが必要です。
ただロシアンブルーは我の強い面があり、一度嫌と思ったことは徹底して拒否します。そのためブラッシングなどのグルーミングに子猫の時から慣らしておく必要があります。
信頼関係を作る
子猫のロシアンブルーは活動的で遊び好きです。飼い主さんは若いうちにロシアンブルーと遊ぶことで信頼関係を築いておくといいですね。
高いところが好き
ロシアンブルーは高いところが好きな猫です。キャットタワーを用意してあげるといいでしょう。
社会性を養うこと
ロシアンブルーは臆病で怖がりな猫ですがとても賢い面もあります。子猫のころからいろいろな環境に慣れさせておくことがとても重要です。
まとめ
ロシアンブルーはとても気品のある美しい猫です。ロシアンブルーとの生活が楽しいものになるように飼い主さんはしっかりと信頼関係を築くようにしましょう。ロシアンブルーにとって飼い主さんとの信頼関係が最も安心できることなのです。
コメントを残す