動物園ではかわいい顔に筋肉質な体で人気者のカンガルー。日本でカンガルーをペットとして飼うことができるのでしょうか?ここではカンガルーをペットとして飼うことができるのか、購入価格や餌代、性質を踏まえた注意点について詳しく解説します。
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カンガルーはペットとして飼うことができる!
カンガルーは特定外来種に指定されていないので個人でペットとして飼育することができます。ただカンガルーには多くの種類がありますのでどの種類のカンガルーにするかによって飼育が困難な場合もあります。
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また特定外来種に指定されていないのですが、オーストラリアからの輸入が現状ではとても難しい状況です。
カンガルーには大きさによって3種類がある!
オーストラリアの原住民の言葉で「跳ぶもの」という意味のカンガルーは、大きさによって3種類に分かれています。
アカカンガルーなどの体長が115㎝以上のものをカンガルー、体長75㎝から115㎝までをワラルー、体長75㎝以下で体重が25㎏以下をワラビーといいます。
この3種類はカンガルー科カンガルー目なので基本的には同じ生態をしています。大きさだけが違うと考えるといいですね。ちなみにオーストラリアではワラビーやワラルーを含めてすべてカンガルーと呼んでいます。
ペットとしてはワラビーがおすすめ
アカカンガルーなどの体長が115㎝以上のカンガルーは、一般的に購入することがとても困難です。また飼育するうえで十分な運動が必要となります。そのため広大な運動場と静かな環境が必要となります。
ワラビーはアカカンガルーなどよりも体が小さいので家庭でペットとして飼育するならワラビーがおすすめです。
カンガルーの購入価格は?
日本ではアカカンガルーなどの大型のカンガルーは販売されていません。オーストラリアから輸入になりますが、オーストラリア政府の輸出許可が必要なため個人での輸入はかなり難しいといえるでしょう。
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ワラビーはまれにペットショップで販売されています。おもに日本で販売されているのは「ダマワラビー」「ダマヤブワラビー」「ベネットワラビー」「パルマワラビー」の4種類です。その販売価格は15万円から30万円でしょう。
カンガルーの餌代は?
カンガルーは草食動物です。ただ日本にはカンガルー用の餌は販売されていません。日本でカンガルーに与える餌はリンゴや小松菜、ペレットなどもいいですね。動物園で与えているヘイキューブもおすすめです。食事の量は個体によって違いがあるため餌代ははっきりとわからないようです。
カンガルーの性格・性質を踏まえた注意点は?
臆病な性格
カンガルーは基本的に憶病な性格の個体が多いので、できるだけ静かな環境で飼育しましょう。とくに車のクラクションなどの大きな音には敏感になるので注意が必要ですね。
オスよりもメスが飼育しやすい
ペットとして飼育するときはオスよりもメスのほうが飼育しやすいでしょう。オスは発情すると攻撃的になるため飼い主さんのコントロールが難しくなります。
ただ子どもが袋の中にいるメスも攻撃的になるので注意が必要です。また縄張り意識が強いのでカンガルーが縄張りと認識している場所に近づくときは注意が必要です。
人なれしにくい
カンガルーは野生動物です。犬や猫のようにすぐに人に慣れることはありません。小さいころからゆっくりと飼い主さんに馴らしていきます。飼い主さんになれるとおなかを出して横になりくつろいだりしますよ。
大人のカンガルーは警戒心が強く人なれしにくいので無理になでたりしないようにしましょう。
好奇心旺盛
カンガルーは好奇心旺盛で、何でも食べようとします。また学習能力が高く同じいたずらを繰り返します。食べられたら困るものやいたずらされたら困るものは飼育場には置かないように気を付けましょう。
まとめ
日本ではカンガルーをペットとして飼育することができますが、飼育環境を整えることがとても難しい動物です。また病気になったときにカンガルーを診察できる動物病院はほとんどありません。犬や猫のようにマンションや室内で気軽に飼育できる動物ではないので、どうしてもカンガルーに会いたいときは動物園へ出かけることをおすすめします。
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