犬も生き物、当然骨折することはあります。
無理な動きや事故、老化から骨がもろくなって、ちょっとのことで折れやすくなったり、原因は色々ですが、大型犬ほど頑丈に見えてしまい、つい気を緩めがちですが、やはり飼い主さんの、普段の生活における注意が予防となります。
骨折した犬に関して、必要なことを少し考えていきましょう。
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犬の骨折、多く見られる症状は?
犬の骨折部位が足の時は、前であろうと後足であろうと、ブランとなって動かなくなってしまうので、これはすぐ、足に何らかの異常がある、と分かります。
その時に、骨折か挫いたか、筋を傷めたか、もちろん素人では区別がつかないので、急いで動物病院に急行です。
まず、病院への道中、犬がブラブラした足を痛がらないように、応急処置をしていったほうがいいでしょう。
この場合、犬は痛さのあまり、たとえ信頼関係の築けている飼い主さんにでも、患部である骨折場所は、なかなか触らせてくれないと思って下さい。
飼い主さんも、犬に伝わってしまうので緊張したり怖がったりせずに、大丈夫よ、と犬をなだめながら、患部を固定してやります。
患部の足にフィットする板切れでもあればいいのですが、段ボールでかまいません。
骨折した部分の一番近い関節の副木として固定して下さい。
そして、できれば綿の柔らかい布で締め付けないように巻きます。
触らせてもくれない、痛がってキャンキャン鳴いている場合は、もう何もせずに動物病院に急ぎましょう。
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治療方法は?そしてその費用の相場はどれくらい?
病院に連れていくと、まず避けられないのが、骨折した部位の正確な場所と折れ具合のひどさ、折れた骨が皮膚を突き破る開放骨折していないかなどを確かめるX線です。
これは、通常2方向から撮影するので、5千円程度、特に費用に大きな幅はないと思っていいでしょう。
次に治療法ですが、足首だけの軽い骨折と、背骨を骨折したのでは、重要度が違います。
そして治療ですが、軽い骨折の場合、骨折した部分を外側からギプスで覆って、自然治癒を待ちます。入院する場合もありますが、自宅のサークルでおとなしく生活をさせて様子を見ているうちに、快復していきます。
骨折の状態がひどくなると、外科的治療になり、ピンやワイヤー、金属板などで固定する大がかりなものになり、入院治療が必要です。
どういう治療方法にしろ、一般的な治療費の相場は、最低10万、重症の場合20万はみておいたほうがいいでしょう。
脊椎など、命に係わりかねない場所を骨折してしまうと、費用はうなぎのぼりになり、治療期間も数年にわたったケースがあります。
まとめ
いかがでしょうか。
高いところから飛び降りる、車と接触するなどの事故が、犬の骨折原因の多数を占めていますので、これは飼い主さんが日常生活の中、充分注意をして下さい。
また、肥満や栄養不良によっても骨折を起こす場合があります。
可愛い愛犬が痛がって鳴く姿は見たくないですね。
室内、戸外ともに、色々な面で犬の骨折を防いでいきましょう。
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