愛犬が自分のウンチを食べてしまうという悩みを持っている飼い主はたいへん多いですね。犬は、どうして自分のうんちを食べてしまうのでしょうか?対策は何かあるのでしょうか?ここでは、そんな飼い主のために犬がウンチを食べる原因と対策について考えてみましょう。
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犬が自分のウンチを食べることを食糞といいます
すべての犬ではありませんが、自分のウンチを食べてしまう犬がいます。飼い主としては、どうして食べるのか疑問ですよね。
また、細菌などが口から入ってしまい病気にならないか気になるところです。
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犬が自分のウンチを食べてしまうことを「食糞」といいます。
食糞する原因は何かある?
犬が食糞する原因として主に考えられるものが3つあります。
1, 親犬の行動の記憶
子犬は、産まれてすぐは自分でおしっこやウンチを排泄することができません。そのため母犬が、子犬の肛門のあたりをなめて刺激し、排泄を促します。
また、子犬の排泄物は、母犬がすべて食べてしまいます。自然界で生きていた頃、外敵から子犬を守るための方法ですね。
子犬の頃の記憶が成犬となっても残っており、そのために食糞してしまうと考えられています。
2, 飼い主が喜んでいると勘違い
愛犬が食糞をしているところを初めて目撃すると飼い主としては思わず「ダメ!」とか「ギャー」などついつい大きな声を出して、慌てて愛犬のもとへ駆け寄りませんか?
このことが犬にとっては、飼い主が喜んでくれるという勘違いの原因かもしれませんよ。
犬は、「食糞する=飼い主が来る、喜んでくれる」と思ってしまうのです。
3, 空腹、ミネラル不足
餌の量が犬にとって十分与えられていないときは、空腹のために食糞することがあります。
また、ミネラルなどの栄養素が不十分なときに、食糞することでこれらの栄養素を補給しようとします。
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このほかにも年齢とともに痴呆が発症しており、食糞するということもあります。食糞の原因は、様々です。愛犬の日々の様子に気を配ることが大切ですね。
食糞するときの対策はある?
愛犬の食糞するときの対策をまとめてみました。
1. 犬がウンチをしたらすぐに片付ける。
犬が食糞できない環境を作ることが一番ですね。また、ドッグフードの種類を換えると食糞しなくなることもあります。
2.食糞しているところを目撃しても騒がない。
飼い主からみると異常な行動と写るのですが、犬にとっては異常なことではありません。
落ち着いてゆっくりと犬に近づき、ウンチを片付けましょう。犬には声をかけず、無視するといいですね。
犬は、食糞しても飼い主にかまってもらえないと食糞をやめてしまうことがあります。
また、散歩やおもちゃで遊んであげるとストレス発散になり、食糞をやめることもありますよ。
3.空腹の場合は、餌の量を増やす。
また餌の量が多すぎると、消化吸収が十分にできずウンチの中に栄養素が残っていることがあります。この場合も食糞してしまうので、餌の量に注意しましょうね。
4.食糞対策グッズを使う。
餌に混ぜて犬に与えると、ウンチの臭いや味が代わってしまい食糞しなくなるというものです。
このほか、パイナップルを小さく刻んだものを10gほど犬に与えると、ウンチの味が代わってしまい食糞しなくなるともいわれています。パイナップルはくだものですから与えすぎには注意しましょう。
まとめ
食糞することで犬が病気になることはないのですが、飼い主にとってはとても困ったことです。食糞をやめさせることはたいへんですが、愛犬をじっくり観察することが大切ですね。
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