ボルゾイという犬種を知っていますか?ロシア原産のこの犬は、その気品のある姿から雄なら貴公子、雌なら貴婦人を思わせます。すらっと伸びた足に精悍な顔つき、とてもスマートなボルゾイの性格や飼うときの注意点などを紹介しましょう。
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ボルゾイの特徴
ボルゾイはロシアの貴族の間でステータスとして飼われていました。ボルゾイの大きな特徴は、そのきれいな容姿にあるでしょう。気品のあるその姿は、多くの人の目を引きつけることは間違いありせんね。雄は雌よりも特にきれいな被毛を持っています。
あまり吠える犬ではないので室内で飼うことができます。もちろんマンションなどで飼うこともできますよ。
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体高は高く、大型犬にもかかわらず体重は軽いのが特徴です。また、ロシアン・ウルフハウンドの別名があるようにもともとオオカミ狩りに使われていたのでとても足が速く目がいいですね。
大型犬にみられる股関節脱臼などの先天的病気も少なく、子犬の頃からとても丈夫といえます。
ボルゾイの性格
基本的には温厚で優しくおっとりしています。またとても繊細な側面も持っています。ただとても頑固で気まぐれなところもあり、育て方次第では気性の激しいボルゾイになることもあります。
雄と雌では性格が違うところがあります。雄はナイーブで感受性が豊かです。雌は、警戒心がとても強くなかなか飼い主にも心を開かないところがあります。ただ心を開いてしまえば、とても従順で甘えん坊なところがあります。
ボルゾイの甘え方は独特です。顔をピッタリ飼い主の体にくっつけて寄り添ってきます。ほかの犬のようにベタベタした甘え方はしないので物足りないと感じる方もいるでしょう。
ボルゾイを飼うときに注意する点
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ボルゾイと一緒に生活する上で気をつけなければならないことを紹介しましょう。
1.ほかの動物を一緒に飼わないようにしましょう
ボルゾイは、猫などの小動物をみると本能的に追いかけてしまいます。一緒に飼うなら子犬のときから飼うと慣れてくれます。
2.十分な散歩が必要です
ボルゾイは、走ることがとても好きな犬です。普段は引き運動を1時間くらいで十分ですが、ときにはドッグランなどで思いっきり走らせてあげると良いですね。
猫をみると本能的に追いかけてしまい行方がわからなくなってしまうボルゾイが多いので散歩中はもちろんですが自宅でも注意が必要です。
3. しっかりと訓練することが大切です
訓練すればとてもよく覚えてくれます。ただ賢い犬なので飼い主の様子を見ながら悪戯をしたりすることがあります。ちょっと悪知恵が働くところがあるので犬を飼うことが初めての場合は、訓練士に預けてしつけをしっかりしてもらう方がいいでしょう。
4.小さい子どもが苦手
繊細でナイーブな性格の犬が多いので、小さい子どもがしっぽを引っ張ったりなどの悪戯をすることをとても嫌がります。どちらかといえば小さい子どもがいる家庭は不向きといえますね。
5.食事には注意しましょう
ボルゾイは、大型犬なのですが食事の量は少ないといえます。できるだけ食べさせようとして飼い主がいろいろ気を遣ってしまうと偏食になってしまいがちです。時々味を変えてあげることは大切ですが、食が細いことがボルゾイの特徴でもあります。贅沢にならないように注意しましょう。
食事の回数は、食が細いので1日2回が良いでしょう。一度に与えてしまうと胃に負担がかかってしまいます。
まとめ
ボルゾイは、とても賢い犬です。またとても繊細でナイーブなのでなかなか心を開かず扱いが難しいところがあるのは確かです。でも一度信頼関係を築くことができれば、これほど従順で飼い主に優しい犬はいないでしょう。
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