なぜ犬が雷を嫌うの?
犬が雷を嫌う理由としては諸説ありますが、まず大きい音や爆発音が苦手という性質があります。
我が家の愛犬の場合テレビやラジオの音に紛れていると気づかない事がありましたが
光にも敏感に反応して夜の雷の場合飼い主の頭の上まで登らん勢いで飛びついてきていましたが
数年一緒に暮らしているうちに“家の中にいる分には安全なんだ”と学習したようで
耳をピクピクさせつつお昼寝するところまでリラックスして過ごせるようになりました。
次に静電気を溜めやすい体質の場合痛みが生じてる可能性があります。
犬を撫でようとしてバチッときた経験がある方は多いと思います。
雷で犬に痛みが生じる場合濡れている鼻先に生じてる可能性が高いのです。
ご存知の通り犬にとって鼻は敏感な場所ですからとても不快感を感じているはずです。
対処方法
ではそんな時どうしてあげたらいいのでしょう。
野生の動物の場合は洞窟に逃げ込みます。
犬も狭い場所に隠れたがる傾向がありますので
ケージにブランケットをかけてあげたり犬自体をブランケットに包んであげたりすると
安心感を与えることができます。
静電気を溜めやすいワンちゃんの場合は静電気防止のアクセサリ等も売られているようです。
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また、人間にもある「雷恐怖症」
犬の場合も極端な反応がでる場合があります。
主な反応としては、息づかいが荒くなる・よだれを大量にたらす・体の震えが止まらない・
家中をウロウロして落ちつかない・お風呂場(水辺)に逃げ込む・お漏らしをする・嘔吐する・
水や食べ物を一切受けつけない・逃走・破壊行動、等です。
飼い主さんが声をかけても耳に入らないパニック状態になる事もあるようです。
またトラウマによってか加齢によって悪化していく傾向にあるようです。
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雷恐怖症に限らず恐怖症の克服には“脱感作療法”と“逆条件づけ”という方法を組み合わせるやり方が一般的です。
例えば、雷の音を録音したテープを、怖いとは感じない程度の小さな音量から少しずつ段階を追って慣らしていく。
そして、雷の音が聞こえる度に、それよりももっと楽しいこと、いいことが起こるように仕向けるということです。
しかしこれらの方法を行うにも注意点があります。
単に慣れさせればよいと始めてしまうとかえって悪化させてしまう場合もあります。
脱感作療法の第一条件として、「試行中は絶対に強すぎる刺激(恐怖の対象)にさらしてはいけない」という鉄則があります。
脱感作療法中(慣れさせている段階)では、犬に本物の「雷」を体験させてはいけないのです。
雷のシーズンを避けての練習が必須条件になります。
もう一つは、飼い主さんの過剰な反応(同情・叱責)が、恐怖症の犬の症状を悪化させる原因になる可能性があります。
冷静な対応が求められますが、犬自身が「助け」を求めてきた際には、静かに声をかける、
ゆっくりとやさしく撫でるなどで対応してあげてください。
犬から見た信頼できる飼い主としての条件の一つに、「安全・安心の確保」があります。
飼い主さんに守ってもらえないと誤解した犬は、自己防衛意識が高まり、
別の問題行動につながる恐れがあるので注意が必要です。
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