「キースホンド」という犬を知っていますか?日本ではあまり馴染みのない犬種ではありますが、オオカミのような毛色をした被毛はとても特徴的です。別名ウルフ・スピッツと呼ばれるこの犬の性格や体重、飼うときに注意することを中心に詳しく解説します。
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オランダ原産のスピッツ系の犬
キースホンドは、現在、オランダの国犬となっています。その起源ははっきりわかりませんが大きめのポメラニアンとも言われています。確かによく似ていますよね。ポメラニアンの祖先犬とも言われています。
オランダでは18世紀以降船行犬としてライン川を航行する小さな船で活躍していました。その後歴史に翻弄され絶滅寸前にまでなりましたが1920年バン・ハルデンブルック男爵夫人が中心となり復活することができました。1925年にはイギリスにわたって犬種として認定されることになりました。
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キースホンドは元来ワーキングドッグですが、狩猟犬や牧羊犬のように1つの仕事が得意というのではなくいろいろな仕事をこなすことができるオールマイティの犬といえます。
性格はどんな感じ?
基本的に人と一緒に過ごすことが大好きな犬です。活発で明るい性格です。人懐っこい犬ですが、不審な人には吠えるなど番犬としても活躍することができます。またとても寂しがり屋なので長時間のお留守番はストレスになる可能性があります。
とても感受性が強く穏やかなこの犬は飼い主さんの気持ちを素早く察知する能力を持ち合わせています。しっかりしつけることができればとても従順でまたとないパートナーとなるでしょう。
体重はどれくらい?
体重は平均すると20kg前後です。ただ個体差があるようで18kgから30kgくらいの間が一般的です。
大型犬としては小さい方ですね。日本では中型犬に区分されることがあります。
飼い方の注意点
ここではキースホンドの飼い方の注意点について考えていきましょう。
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温度・湿度管理に注
キースホンドは寒さには強いのですがその豊かな被毛のため暑さにはとても弱いと言えます。
とくに日本の夏のように蒸し暑い気候は苦手なのでエアコンは必需品と言えるでしょう。また梅雨は気温があまり高くなくても湿度が高いと熱中症になる可能性があります。エアコンのドライ機能を活用するといいですね。
散歩は毎日1時間程度必要
キースホンドは狩猟犬ではないのでたくさん運動をさせる必要はありません。それでも毎日1回2回30分程度の散歩をしましょう。またボール遊びや引っ張りっこなど飼い主さんと遊ぶことがとても好きな犬です。ときには一緒にしっかり遊んであげるといいですね。
しっかりとしたしつけが必要
子犬の頃から飼い主さんが群のリーダーとしてしっかりとしつけを行うことが大切です。感受性がとても強く、早く覚えるのでしつけはしやすいと言えます。ただ早とちりの面があるのでコマンドをしっかり飲み込めるようにゆっくりと時間を掛けて教えてあげましょう。
しつけがしっかりできたキースホンドは、とても従順で子どもとも仲良く過ごすことができます。
被毛のお手入れはこまめに
ダブルコートで長毛種なので抜け毛がとても多いでしょう。とくに換毛期には、スリッガーなどで死毛をしっかり除去することが大切です。
また1週間に2、3回のブラッシングとむだ毛をとること、定期的なシャンプーで被毛をきれいに保つようにしましょう。
健康面は?
基本的にはとても丈夫な犬なのでとくにかかりやすい病気はありません。ただてんかんや先天的な心臓疾患がみられる場合があります。子犬のときにおとなしく遊びたがらない、散歩が嫌いであまり動かない、歩くと息苦しそうなどの様子が見られたら早めに動物病院へ連れて行きましょう。
また手入れを怠ると皮膚疾患を起こしやすくなります。被毛はこまめにお手入れをしましょうね。
まとめ
キースホンドはまだまだ日本では登録頭数が少ない犬ですがその性格は家庭犬として最高とも言えるでしょう。キースホンドは飼い主さんが大好きな犬です。しっかりとした絆を築くことができれば最良のパートナーとなるでしょう。
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