犬の水の飲ませ方。1日の適量は?いいのはミネラルウォーター?水道水?

飼い主の皆さんは愛犬が1日にどのくらいの水を飲んでいるのか知っていますか?ほとんどの飼い主さんが分からないのではないでしょうか。飼い主さんと同じように犬も毎日しっかりと水分を摂る必要があります。ここでは犬の水の飲ませ方と1日の適量について考えてみましょう。また犬に与えるのはミネラルウォーターと水道水のどちらがいいのかを検討してみます。

犬に必要な1日の水分量は?

犬に必要な水分量を知るためには2つの方法があります。1つは計算方式もうひとつは犬に必要なカロリーから計算する方法です。

132×犬の体重×0.75または体重g×0.05~0.07で計算する

同じ体重の犬でもこの2つの計算式では必要な水分量が違ってきます。これは必要水分量の考え方が違うためでおおむねこの2つの計算で得られた数値内であれば大丈夫と考えていいでしょう。

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必要カロリーから計算する

犬に必要な水分量はその犬が1日に必要とするカロリーと同じという考え方です。ただ1日に必要とするカロリーは犬種や年齢によって違うということを忘れないようにしましょう。

参考までに犬のカロリー計算(獣医師広報板)で犬の1日に必要なカロリーが計算できます。このサイトでは犬の年齢や健康状態によってカロリー計算をしてくれるので便利です。

犬が1日にどれくらいの水を飲んでいるかを確認する方法

気になるのは愛犬が1日に摂取している水の量がどれくらいかということです。とくにドライフードを与えている場合は必要摂取量よりも多めの水分が必要になります。また手作りご飯やウエットタイプのフードの場合はフードに水分が含まれています。そのためフードに含まれている水分量を1日の必要量から差し引く必要があります。

犬が1日にどれくらいの水を飲んでいるかを確認するために500mlなどのペットボトルを使って水を与えて見るといいでしょう。ペットボトルに残った水の量で愛犬が1日に飲んだ水の量が分かります。

犬の水の飲ませ方

【飲みたいときに飲む】が基本

あくまでも犬が飲みたいときに水を飲むということが基本になります。ただ犬によっては水をあまり飲まない子もいます。

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ドライフードをふやかす、ウエットタイプのフードにするなど食事の時に一緒に水分を与える

あまり水を飲まないときはドライフードをお湯やささみなどのゆで汁でふやかして与えるといいでしょう。またウエットタイプのフードを与えるといいですね。

水飲みの場所や容器を変えてみる

いつも新鮮な水を入れていてもなかなか飲まないときは水飲みの場所や容器が気に入らないこともあります。愛犬の様子を観察しながら容器や場所を変えてみるといいでしょう。

ミネラルウォーターと水道水はどちらがいい?

ミネラルウォーターには硬水と軟水がある

ミネラルウォーターを犬に与えると尿結石になりやすいといわれています。ただこれは科学的な検証がなされたわけではないようです。そのためミネラルウォーターを犬に与えたから必ず尿結石になるとはいえないでしょう。

ただミネラルウォーターには軟水と硬水があります。マグネシウムなどのミネラルを多く含む硬水は犬にとってはあまり必要ではないミネラルを含むのでおすすめできません。また犬は人間よりもミネラルをうまく代謝できないといわれています。

ミネラルウォーターを犬に与えるときはミネラルの含有量の少ない軟水を選びましょう。

日本の水道水は世界でも有数の高品質

日本の水道水は世界でも有数の高品質の水といわれています。そのためミネラル分が制限されている水道水は犬に与えても大丈夫な水といえるでしょう。またしっかり消毒されているので衛生的でもあります。

カルキ臭が苦手な犬の場合湯冷ましを与えるのもいいでしょう。ただし湯冷ましは腐敗しやすいので注意しましょう。

犬に与える水は日本の場合あえてミネラルウォーターを与えなくても水道水で十分だといわれています。どちらにするかは飼い主さんの考え方次第といえるでしょう。

まとめ

水分不足は尿結石や腎臓病の原因のひとつといわれています。飼い主さんは愛犬の1日の必要な水分量をしっかり把握することが大切ですね。また飼い主さんにとって健康によいミネラルウォーターも犬にとっては必要ないものが含まれていることもあります。飼い主さんは成分を確認することが大切ですね。

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