ドッグランや多頭飼いなど犬が多く集まる場所で時折みられるのが犬同士の争いです。最初はじゃれあっているように見えても急に喧嘩のようになるということをほとんどの飼い主さんは経験していることでしょう。ここでは犬同士が本気で喧嘩するときの原因、じゃれあいと喧嘩の見分け方、その対処法について詳しく解説します。
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犬同士の喧嘩の原因は順番付け!
犬は昔から強いリーダーの下で「群れ」を作って生活してきました。この群れで生活するうえで最も大切なのが順位付けです。どちらが群れの中で上の順位かということが犬の世界ではとても重要になってくるのです。
犬同士のけんかの大きな原因はどちらがリーダーか?どちらが強いか?ということです。とくにオス同士の場合は縄張り意識が強いため喧嘩に発展しやすいので注意が必要です。
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喧嘩とじゃれあいの見分け方
喧嘩とじゃれあいを見分けるためのポイントは犬同士の様子を観察することです。飼い主さんは犬の「声」「しっぽ、被毛」「噛み方」の3つのポイントを集中して観察しましょう。
犬同士の吠え方
まずは犬の声に注意しましょう。低い声でうなり声のようなら喧嘩をしています。犬同士の声のトーンが変わらないようならじゃれあっているだけです。またうなり声と一緒に牙をむいていたら犬は完全に戦闘モードに入っています。
1匹がうなり声を1匹が甲高い声で鳴いているときは力の優劣がはっきりした場合です。飼い主さんは犬同士の様子に注意しましょうね。
しっぽや被毛の状態
遊んでいるときにしっぽを元気よく振っているようならじゃれあっています。しっぽが垂れさがっている、後ろ足の間に入っているときには飼い主さんは注意が必要です。喧嘩に発展する可能性があります。
被毛が逆立っているときは戦闘モードに入っています。犬は喧嘩をすぐに始められる状態なので飼い主さんは素早い対応が必要になります。
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犬の噛み方は?
じゃれあいのときでも犬同士お互いを噛みあったりします。その時は「甘噛み」といって相手にけがをさせるように強く噛んではいません。また短時間ですぐに噛んだところを離します。
本気の喧嘩の場合は、相手に噛みついたら離しません。さらに首を激しく横に振って相手にダメージを与えようとします。
犬同士のけんかの対処法は?
飼い主さんがリーダーであることを認めさせること
犬同士がけんかする原因は群れの中での順位争いです。まずは飼い主さんが群れのしっかりとしたリーダーであることが大切です。そして犬をコントロールできるようにしつけをきちんと行いましょう。
多頭飼いの場合はとくに群れの中のリーダー争いが激しいのでリーダーとしての飼い主さんの毅然とした態度が大切です。
犬を大声で叱らない
犬が喧嘩を始めると飼い主さんは慌ててしまい自分の犬を大きな声で激しく叱りつけてしまいますよね。犬は飼い主さんが大きな声を出すことでさらに興奮してしまいます。
飼い主さんの大きな声は逆効果になってしまいますので犬が喧嘩を始めてしまったら飼い主さんがまず落ち着くことが大切です。
相手の見えないところへ連れ出す
相手がいなければ喧嘩ができませんよね。犬が興奮し、喧嘩を始めてしまったら飼い主さんは素早くリードを引っ張って相手の見えないところへ犬を連れだしましょう。
連れ出した犬を落ち着かせるために飼い主さんは優しく犬をなだめてあげましょう。この時大きな声を出して叱ったり叩いたりしてはいけません。あくまでも飼い主さんは無言で犬を連れだすことが大切です。
まとめ
犬が本気で喧嘩しているのかじゃれているのかは飼い主さんが犬をしっかり観察することで見分けることができます。喧嘩が起きそうと感じたらすぐに犬を別の場所へ連れ出すといいですね。飼い主さんはあくまでもリーダーとして冷静に行動しましょう。
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