え!犬にも花粉症があるの?と驚く飼い主が多いのではありませんか?事実日本ではあまりなじみがないことは確かですね。ここでは、この犬の花粉症の症状について考えてみましょう。
犬の花粉症って?
犬の花粉症は1995年にアメリカで確認されたのが最初です。日本の飼い主の中にもまだ犬に花粉症があることを知らない方も多いのではないでしょうか?でも、近年日本でも犬の花粉症が増加しています。
花粉症というと人間のように「くしゃみ、鼻水」、マスクが手離せないといったイメージがありますが、犬の場合は、少々その症状は違うみたいです。
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犬の花粉症の症状
犬の花粉症の特徴は、人間のように目、鼻、耳にその症状が現れにくいという点です。
犬の鼻は、特殊な粘膜でできており外界からの刺激に影響されにくい機構になっています。そのため、犬の花粉症では、呼吸器系の症状が現れるのは全体の15パーセント程度でしょう。
とはいえ花粉が飛ぶ季節に今まであまりくしゃみをしない犬が、長く大きなくしゃみをしたり、鼻水が出たりすることはあります。
目の周りが痒くなり家具などに顔をこすりつけたりすることもありますよ。
また外耳炎になりやすい犬では、症状が悪化することがあるので注意しましょう。
ただ、犬の花粉症では、その症状は主に皮膚に現れることがほとんどです。特に目、口などの周りの皮膚のやわらかい部分が赤くなることが多いでしょう。
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犬の皮膚が赤くなったりとても痒がったりするので、その症状はアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎とほとんど変わりません。
この花粉症による皮膚炎の場合季節性があるのが特徴で、花粉が飛び始める2月頃から5、6月頃まで続きます。これはスギ花粉によるアレルギーの場合で、ぶたくさの花粉の場合は、8月頃まで続くことがあります。
犬の花粉症は突然発症する!!
犬の花粉症は人間同様昨年までまったく何でもなかったのに、突然発症することがあります。
花粉が飛ぶ時期にだけ皮膚が赤くなったりするようであれば、犬の花粉症かもしれません。花粉症を特定することはなかなか難しいのですが、より詳しいアレルギー検査をすれば、アレルゲンが何らかの花粉だったということがわかるでしょう。
また愛犬が花粉症の疑いがあるときは、かかりつけの獣医師と相談し、ワクチン接種などの予防注射は接種時期を変更する等の対策をしましょう。
まとめ
犬でも花粉症になることがあります。人間と違い犬の場合は、皮膚疾患が多く加減がわからないのでかきむしりその症状が悪化する可能性があります。
もし花粉症かなと思ったら、獣医師の診察を受け適切な処置をしましょう。
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