人間と同様犬も医療技術の発達で長生きをするようになってきました。また、犬用の食べ物もよくなり犬の生活は以前とは大きく変わってきています。それにともなって、犬が癌に冒されることが増えてきていることは確かです。ここでは、犬の癌の症状と治療方法、さらに予防方法について考えてみましょう。また癌の専門医はどうやって見つけるのかも紹介します。
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犬の癌の症状
犬の癌にはとても多くの種類があります。それぞれには特徴的な症状がありますが、ここではとくにどの癌でもみられる症状を紹介しましょう。
1.食欲がなくなる
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2.体重が理由もなく減少する
3.運動や散歩を嫌がる
4.リンパ節が腫れてくる
5.元気がない
6.できものや触れるくらいのしこりがある。大きくなってくる。
7. 貧血気味になる。歯茎などが白くなる
これらの症状がみられた場合は、癌の可能性があります。早めに動物病院へ行きましょう。
癌の治療方法
癌の治療方法には次のようなものがあります。
1.手術による患部の切除
腫瘍の大きさがある程度あり、癌がほかに転移していないときに行われます。
2.化学療法
抗がん剤を使った治療です。吐き気などの副作用があります。
3.放射線療法
がん細胞に対する効果が期待でき、心臓や脳など手術ができない癌にも使用できます。
4.免疫療法
もともと犬が持つ免疫を利用した治療方法です。
5.医学的なものに頼らない療法
マッサージやハーブなどを使用する療法です。
どのような治療法を選択するのかは飼い主次第です。癌と診断されたら担当医師と十分に話し合い、納得のいく治療をしてあげましょう。
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癌の予防方法
基本的に癌を予防する方法は、いまだ見つかってはいません。しかし、癌が発生するリスクを減らすことはできます。とくに10歳をすぎると癌になりやすいので次のことに注意しましょう。
1.規則正しい生活と適切な食事
2.ストレスを減らす(飼い主との絆を深め精神的に安定させると効果があります)
3.避妊や去勢をしましょう(子宮蓄膿症などの予防になります)
4.受動喫煙や除草剤などのリスクを減らしましょう
癌の専門医はどうやって探す?
普通の獣医師では、やはり癌の治療には限界があります。放射線療法や免疫療法などはやはり癌の専門医に見てもらいたいですね。
獣医師の場合は、人間の医師のように専門医制度がありません。どの獣医師が専門なのかは、飼い主にはわからないというのが現状です。
一番よい方法は、かかりつけの獣医師に紹介してもらうことでしょう。癌は愛犬の命にかかわる病気です。セカンドオピニオンという観点からも是非、紹介してもらいましょう。
まとめ
犬の癌は、老化が大きな要因のひとつです。10歳を過ぎると癌になるリスクがかなり増えてきます。癌の治療では、人間と同様早期発見早期治療がたいへん有効です。毎日、ブラッシングやスキンシップなどで愛犬の健康チェックをし、愛犬の体調の変化に注意しましょう。
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