ツチブタという動物を知っていますか?おもにマダガスカル以外のアフリカ・サハラ砂漠より南に生息している動物です。日本ではあまりなじみのないツチブタですが、とてもひょうきんな風貌をしています。このツチブタに日本で会える動物園を5選紹介しましょう。
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ツチブタってどんな動物?
あまり日本ではなじみのないツチブタ。どのような動物なのかを考えてみましょう。
ツチブタの外観
体は豚のようでしっぽはカンガルーに似ています。耳はロバにそっくり。口先は細く筒のような形をしています。ちょっとユニークな外観ですね。
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生息地は?
マダガスカルを除くアフリカ大陸のサハラ砂漠より南側に生息しています。サバンナや森林、草原など様々な環境の下で生活をしています。なかにはエチオピア山地の標高3000メートルの地域に生息している個体もいます。
餌は?
アリ、シロアリ、イナゴなどの昆虫類が主食です。ときにはウリ科の植物も食べます。このウリ科の植物から水分を補給していると考えられています。
生態は?
夜行性でとても臆病な性格のため人間にみられることが少ない動物です。おもに単独で行動し、一晩で餌を探して10㎞から30km移動することもあります。
ツチブタは穴掘りがとても得意です。巣穴は3mほど土を掘った先端に居住地を作ってそこで単独で生活しています。出産は1出産に1子で多くの子どもは母親が次の出産をするまで一緒に生活しているといわれています。
ただツチブタは人目につくことが少ないためその生態や分布状況などが詳しくわかっていない哺乳類です。
次にツチブタに会える日本の動物園4選を紹介しましょう。
上野動物園(東京都)
上野動物園にはヨシコ(メス)、アルディ(オス)という2頭のツチブタが飼育されています。この2頭の間には数頭の赤ちゃんが生まれています。
夜行性のため昼間はほとんど部屋の隅で寝ています。午後4時ごろが食事の時間です。動くツチブタを見るのなら夕方がいいですね。野生ではアリやシロアリなどを食べていますが上野動物園では鶏肉、ドッグフード、バナナ、煮イモ、パン、卵を混ぜてこねたものなどを与えています。
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うごくどうぶつ図鑑ではツチブタの餌やりの様子を見ることができます。
のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)(愛知県)
のんほいパークには「あゆみ(メス)」と「ムビリ(オス)」の2頭が飼育されています。あゆみは東山動植物園からやってきたかなりおてんばな女の子です。飼育員が部屋に入ると後ろ足だけで立ってもたれかかったりします。
ムビリは上野動物園からやってきたオスのツチブタです。とても温厚な性格で触っても全く動じません。ときにはおなかを出して寝るほど無防備な姿を見せることもあります。
東山動植物園(愛知県)
東山動植物園でも北園でツチブタが飼育されていますが、詳しい情報がHPに掲載されていません。東山動植物園にツチブタに会いに行くときは直接東山動植物園に連絡してみるといいでしょう。
ただのんほいパークで飼育されているあゆみは東山動植物園で生まれた個体のようですよ。
姫路市立動物園(兵庫県)
ツチブタ舎でツチブタが飼育されています。西日本でツチブタを飼育しているのは姫路市立動物園だけです。そのためとてもユニークな風貌と動きに魅せられたツチブタウォッチャーが西日本各地からツチブタに会いに来るそうです。
ただ平成30年12月12日(水曜日)から平成31年2月15日(金曜日)までの間は園内の舗装工事などのため休園しています。詳しくはHPで確認してくださいね。
まとめ
とてもユニークで可愛いツチブタ。ツチブタに会うことがめったにない現状で最もその生態がわかっていない哺乳類ともいわれています。そのユニークで可愛いツチブタに会いに行ってみませんか。
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