犬の年齢の換算の考え方
昔はよく犬の年齢を人の年齢に換算するとき「最初の1年が15歳で後は5年づつ加算」と大雑把にいわれいましたが、
現在ではもう少し細かい解釈がされるようになり、犬の大きさによって加齢スピードは異なるとされています。
体重15kgまでの小型犬なら最初の1年で20歳、その次の年に8歳加齢の後は4歳ずつ年を取るのに比べ、
それが超大型犬(体重45kg以上)になると最初の一年は14歳。
しかしその後は9歳ずつ年を取ってゆくので寿命は小型犬の半分ほど。
その中間の犬(体重15-45kg)では最初の1年が18歳、その次の年には9歳、
満2歳を過ぎれば6歳ずつ年を取ることになります。
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なぜ小さな犬種が大きな犬種よりも寿命が長いのか?それには2つの仮説があります。
ひとつは大型犬は生まれて最初の一年の間に想像を絶するほどの急成長を遂げるため、
その影響により後々寿命が短くなるという説。
もうひとつは小型犬は足が短いので比較的歩数を多く歩かなくてはならず、
それにより体全体の血液循環が良く、そして長期にわたり均一に負荷をかけることで
長い間犬は健康でいられるという説がありますが実際のところどうなのかはわかっていません。
高齢かどうかの目安は?
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出典:http://ameblo.jp/wantatta/
「純血種よりも雑種の方が長生きである」という話の裏には純血犬種内での近縁係数が関係してきます。近親係数とは言い換えれば近親交配度、個体の中にどれだけ同じ先祖の遺伝子が入っているかを知るためのものでありますから、
純血種という限られた遺伝子プールにおいてはどうしても逃れられない運命のようなものともいえます。
一般的に高齢といわれ始める目安は小型犬で10歳から、中・大型犬で7-9歳、超大型犬では6歳。
それでもいつ犬が「高齢」となるかには個体によって差があり、
犬種や大きさなど寿命に遺伝が関わるのはせいぜい30-50%、
その他もちろん餌や飼育環境などが大きく関与してきます。
最高齢記録は?
出典:http://monjirou.blog.shinobi.jp/Entry/69/
犬の一生は短いとはいえ、高齢はゆっくりと押し寄せてくるため
愛犬と毎日接していると一体いつからシニアに数えればいいのかわからりづらいものです。
史上最高齢の犬は29歳と5ヶ月。
1910年に生まれ1939年まで生きたオーストラリアン・キャトルドッグの Bluey は
生涯のうち20年間も牛と羊を取りまとめてきた現役だったそうで。
ちなみにオーストラリアン・キャトルドッグの平均寿命は11-12年といわれています。
それだけ長生きしてくれればそれだけで飼い主孝行ですね。
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