犬の歯石の取り方。自宅で除去できる?病院での費用は?

犬は歯垢が72時間で歯石に変化します。歯石がたまってしまうと口腔内に雑菌が繁殖しやすくなり歯周病になる可能性がとても高くなってしまいます。3歳以上の犬の約8割が歯周病の可能性があるのです。犬にとっても歯周病は恐ろしい病気です。ここでは、犬が歯周病になる前に歯石を取る方法を紹介しましょう。

歯石を見つけたらどうすればいい?

愛犬の口臭が気になるときは歯石がたまっているかもしれません。愛犬の口の中をチェックしてみましょう。

歯石がたまっているようであれば歯石を取り除かなければなりません。その方法には2つあります。ひとつは自宅で歯石を取る、もう一つは動物病院で歯石を取ってもらうという方法です。

自宅で歯石を取るにはどうするの?

自宅で歯石を取る方法には2つあります。歯石を取るスプレーなどを使う方法と歯石を飼い主が取るためにスケーラーという道具を使う方法です。

1.スプレータイプ

スプレータイプは歯石を除去するには時間がかかりますが、犬の負担は少なくて済むという利点があります。犬の口の中へ1日1回から2回スプレーするだけですから、歯磨きが苦手な犬にも安心して使えますね。

リーバ3

アメリカ、カナダ、日本の獣医師が推奨している商品です。口の中にスプレーするだけなので犬の負担がなく、飼い主もとても使いやすいですね。歯石を除去するには一日2回、予防するには1回、スプレーするだけです。スプレー後30分は、食事や水を飲むことをひかえた方がいいでしょう。

しめったガーゼなどで軽く歯磨きをしてあげるとさらに効果的です。

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ペッツライフ

スプレータイプとジェルタイプがあります。スプレータイプは、ペットの口を開き前歯、奥歯にスプレーします。ジェルタイプは、ガーゼなどにジェルをのせ歯磨きと同じように歯に塗ります。どちらも朝夕の2回の使用で歯垢が取れてきます。米国農務省(FDA)の認定許可が下りているとても信頼できるメーカーの商品ですから安心して使えますね。

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2.スケーラー

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スケーラーは歯石をそぎ取る道具です。犬用のスケーラーも販売されていますが、人間用のスケーラーで代用できます。犬用のものより価格も手ごろで品質もいいですね。

スケーラーを初めて購入する時には、いろいろな種類の中からどれを選べばいいのかわからないですよね。最初の1本は、歯医者さんでよく見かける鎌型スケーラー(シックル・スケーラー)がいいでしょう。角度が90度くらいあるもので刃先の幅が狭いものが歯周ポケットまで使えるので便利ですね。

ただ慣れない間は、歯茎を傷つけてしまうこともあるので注意しましょう。

病院では?

一般的に病院での歯石除去は全身麻酔で行われます。時間は約1時間で終わります。費用は、病院によりますが15000円から20000円くらいでしょう。ただ歯石のつき具合や犬の大きさなどによって費用が変わってきます。歯石を病院で取るときは、行きつけの病院で費用などを確認しましょう。

最近では無麻酔で歯石を取る病院も増えてきています。ただすべての病院ではないので近くで無麻酔での歯石取りができる病院を調べてみましょう。無麻酔だと8000円前後でしょう。

まとめ

犬の歯に歯石があることに気がついたらまずは動物病院に相談してみましょう。とくに高齢犬や病弱な犬は全身麻酔での歯石除去は無理かもしれませんね。愛犬にあった歯石除去方法を信頼できる獣医師と考えてあげましょう。

参考記事)犬の口が臭いときの3つの原因と対策。おすすめ対策グッズはある?

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