サルーキを飼いたい!性格や体重は?飼い方の注意点は?

世界最古の飼育犬といわれているサルーキ。そのすらりと伸びた四肢と筋肉質だけどスマートな体が優美さを漂わせています。とても高貴なイメージのあるサルーキの性格や体重、飼い方の注意点につい詳しく解説します。

サルーキは最も古い歴史を持つ犬種

サルーキはオオカミから人間に飼われるようになった犬に最も近いとされています。その起源は紀元前にさかのぼり、あのクレオパトラが愛した犬としても知られています。

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原産は中東で、主に野ウサギやガゼル、キツネなどを狩るときに遊牧民と一緒に活躍していました。遊牧民にとって貴重な肉をもたらしてくれる大切な犬としてベドウィンの族長にも大切に扱われていました。

元来イスラム教では、犬は不浄の生き物とされていますがサルーキは例外で唯一テントの中で人間ととともに暮らすことが出来たとされています。またほかの犬種との交配が厳しく規制されていたので現在まで最古の犬種としてその特徴を受け継ぐことが出来たと言えるでしょう。

現在は、狩猟犬としてよりもその優美な姿からおもにショードッグとして注目されるようになっています。日本ではJKCへの登録頭数も少なくとても珍しい犬種と言えるでしょう。

サルーキの性格

サルーキは、飼い主さんやその家族にはとても従順で献身的です。とはいえ飼い主さんに媚びることもありません。知らない人やほかの犬に対しては攻撃的ではありませんが、自分から好んで近寄ることはないでしょう。飼い主さんにしか心を許さないというところもあります。

とても穏和な性格なので子どもとも一緒に生活することが出来ます。ただ室内ではとてもまったりとしています。遊びたい子どもにとっては物足りないかもしれませんね。サルーキには静かに過ごす時間が必要と言えます。

繊細で感受性が豊かです。またとてもプライドが高く頑固なところがあります。

サルーキの体重は?

サルーキの体重は16kgから30kgくらいの間です。メスはオスよりも体重・体高ともに小さいのが特徴です。

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サルーキを飼うときの注意点

長めの散歩が必要

サルーキは室内では大変大人しいのですが外に出ると性格が変わったように活発に走り回るところがあります。そのため十分な運動が必要な犬種です。

1日2回、1時間以上の散歩が必要です。ときにはドッグランなどの安全な場所でしっかり走らせてあげるといいですね。

サイト(視覚)ハウンドなので必ずリードを使用すること

サルーキはサイトハウンドなので遠くの小動物(猫など)を見つけるといきなり走り出してしまうことがあります。そのようなときはなにを言っても聞こえません。

またとても足が速いので飼い主さんは追いつくことが出来ませんよ。そのためよく迷子になってしまうことがあります。

サルーキを散歩させるときは、必ずリードを使用しましょう。出来れば長めのリードを使いある程度自由に走ることが出来るようにしてあげましょう。

ノーリードで遊ばせるのなら必ずドッグランなどの囲いのあるところに行きましょうね。

しつけは高いプライドを尊重して優しく気長に

サルーキにはしっかりとしたしつけが必要です。サルーキはとても賢く学習能力はとても高いと言えます。ただとても繊細な性格のため厳しいしつけは避けましょう。

優しく気長にしつけることが大切です。また同じことを繰り返すと飽きてしまいしつけにくいことがあります。サルーキはとても頭のよい犬なので飼い主さんをいつもよく観察しています。飼い主さんが愛情を持ってしつけるとよく答えてくれますよ。

暑さ寒さには弱い

その体型からわかるようにサルーキはとても体脂肪の少ない犬です。標準体重でもほかの犬に比べると華奢に見えます。そのため暑さ・寒さには弱いので室内での飼育がおすすめです。

とくに寒さには弱いので注意が必要です。あまりに寒がるようなら服などを着せてあげるといいでしょう。

手入れ

シングルコートの犬ですが、被毛が絹のように柔らかいので1週間に1,2回はブラッシングやコーミングが必要です。

まとめ

日本ではあまり出会うことのないサルーキですがとても魅力的な犬です。サルーキの血は多くの犬に受け継がれておりまさに世界最古の犬と言えるでしょう。サルーキは飼い主さんとの深い絆で結ばれたならとても素敵なパートナーとなるでしょう。

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