花粉症になるのは人だけではありません。最近では花粉症になる犬が増加しています。犬も花粉症?と思う飼い主さんも多いかもしれませんが今まで単なる何かのアレルギーと思っていたものが実は花粉症だったというケースが増えているのです。できるだけ早く犬の花粉症を発見できるようにここでは犬の花粉症の症状と発症時期、飼い主さんが気をつけることを詳しく解説します。
Contents
犬の花粉症の症状は?
犬の花粉症の主な症状はほとんど人間と同じといえます。ある特定の期間に次のような症状が見られたら花粉症かもしれないので獣医師に相談してみましょう。
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鼻水やくしゃみをする
人と同じように花粉症の季節になると鼻水やくしゃみをすることが多くなります。とくにあまりくしゃみをしない犬がくしゃみを連発するようなら花粉症の可能性があります。
体を床や壁にこすりつける
犬の花粉症は皮膚炎として現れることが多いようです。体が痒いと犬は人のように手で体をかくことができないので床や壁に体をこすりつけます。
目の痒み
目がとても痒くなります。時には目の周りが赤く腫れ被毛が抜けてしまうこともあります。
涙が出る
人と同じように涙が止まらないことがあります。
手や足の間をなめたりお腹をかいたりする
花粉症で皮膚炎を起こしている可能性があります。皮膚が赤くなったり湿疹ができたりします。
花粉症になる時期は?
犬の花粉症の原因となる花粉はスギやヒノキの花粉だけではありません。犬の花粉症の場合はブタクサなどのイネ科の植物が原因となることが多いといわれています。そのため花粉症になりやすい時期はスギやヒノキの花粉が飛び始める2月下旬頃からブタクサの花粉が飛ぶ10月ごろまでと考えられます。
花粉症になりやすい時期がとても長いので愛犬がどの花粉に反応しやすいのかを飼い主さんはよく観察する必要があります。
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飼い主さんが気をつけること
散歩の時間は花粉飛散が少ない早朝か夜にする
花粉は1日の中でもお昼頃から夕方にかけて多く飛散します。犬にとってお散歩はとても楽しみなものです。花粉症でもお散歩ができるように花粉飛散が多い時間帯は避けるといいですね。
また毎日花粉情報を朝から必ずチェックするようにしましょう。
散歩のときに洋服を着せる
花粉が直接皮膚につかないように散歩のときに洋服を着せるといいでしょう。また道路に落ちている花粉がつかないように靴や靴下を履かせるといいですね。
散歩から帰ったら体を拭いてあげる
散歩から帰ったら体についた花粉を室内に持ち込まないようにタオルで体を拭いてあげるといいでしょう。
また床拭き用のドライシートがありますよね。このドライシートは花粉やホコリを吸着してくれるので散歩のあとに犬の体を拭くのに最適ですよ。
散歩コースを花粉が少ないところに変更する
花粉が飛散する時期は散歩コースをできるだけ花粉が少ないところを通るようにしましょう。
室内では空気清浄機などを使う
室内でも空気清浄機を使うといいでしょう。できれば湿度を保つために加湿器も使うといいですね。
こまめにシャンプーをする
できるだけこまめにシャンプーをしてあげましょう。ただシャンプーのしすぎも皮膚が乾燥しやすくなるので気をつけましょう。
飼い主さんは外から帰ってきたらコートなどは玄関で脱ぐこと
飼い主さんも犬が花粉症と思ったらできるだけ室内に花粉を持ち込まないように外出から戻って来たら玄関でコートなどを脱ぐようにしましょう。
また服などに花粉がついてくることもあるので室内に入る前にはよくはたいておくといいですね。
まとめ
犬も花粉症になるととてもかわいそうですよね。犬が花粉症かもと思ったら早めに動物病院を受診することをおすすめします。また花粉症がひどくならないように飼い主さんは十分注意してあげましょう。
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