森の哲学者といわれるオランウータン。最近は絶滅危惧種としてワシントン条約で手厚く保護されています。このオランウータンに関西近郊で会える動物園はあるのでしょうか?ここでは関西近郊でオランウータンに会うことができる動物園を紹介します。
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日本の動物園でのオランウータン事情
日本でオランウータンを飼育している動物園は19動物園になります。そのうち関東地方で全国の半分以上のオランウータンが飼育されています。それぞれの動物園では高齢化が進み国内での繁殖のために動物園同士でオランウータンの移動が行われています。とくに多摩動物園は9頭のオランウータンを飼育し、繁殖に力を入れています。
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オランウータンは絶滅危惧種としてワシントン条約で手厚く保護されている動物です。そのため国外からのオランウータンの輸入は望めない状況になっています。国内のオランウータンは高齢化が進み飼育されている動物園が減少している状況です。また多くの動物園では単体での飼育が多く、繁殖もむずかしい状況になっています。
関西でのオランウータンは?
2012年までは、大阪府の天王寺動物園でもオランウータンが飼育されていました。しかし老衰のためオランウータンが死亡しています。
現在、関西はオランウータンを飼育している動物園は、神戸市立王子動物園のみとなっています。
神戸市立王子動物園
王子動物園ではボルネオオランウータンが飼育されています。オランウータンは「放養式動物舎」で飼育されています。オランウータンが飼育されている放養式動物舎の2階には屋根付きの無料休憩所が設置されています。休憩しながら動物たちを楽しむことができますね。
また夕方には寝室で悠然と食事をしているオランウータンを見ることができます。食事をするオランウータンの姿を見る機会はとても少ないので是非夕方にでかけてみることをおすすめします。
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関西から近いオランウータンがいる動物園
関西では神戸市立王子動物園でしか飼育されていませんが、四国・中部地方にもオランウータンを飼育している動物園があります。
愛媛県立とべ動物園(愛媛県)
とべ動物園ではスマトラオランウータンが飼育されています。2018年11月3日(土)に札幌市円山動物園からボルネオオランウータンの「ハヤト」がやってきました。現在(2019年2月)は一般公開に向けて少しずつ練習中です。まだ一般公開の日程は決まっていませんが今後とべ動物園では、ボルネオオランウータンとスマトラオラウータンに会うことができるようになります。一般公開が楽しみですね。
東山動物園(愛知県)
スマトラオランウータンが北園で飼育されています。毎日13:30からスマトラオランウータンの食事タイムを見ることができますよ。詳しいことは東山動物園に確認してみましょう。
のんほいパーク豊橋総合動植物公園(愛知県)
スマトラオラウータン、2頭が飼育されています。名前は「ウータン(オス)」と「ウラン(メス)」です。
ウータンは2004年9月4日、千葉県の市川動物園で生まれました。2016年にのんほいパークにやってきました。とても優しい温厚な性格のオランウータンです。小さな子どもや女性が好きで気になるお客さんには自分から近づき観察しているようです。
ウランは2005年4月24日生まれのメスです。とても小柄なオランウータンです。子どものように見えるほど小さいですが年齢的には立派な大人ですよ。ウランは布でハンモックを作りその中に入ってお客さんを観察することがとても好きです。
まとめ
オランウータンは日本の動物園での飼育数が減少傾向にあります。飼育頭数は減少していますが、それぞれの動物園が連携して繁殖に取り組んでいます。オランウータンの赤ちゃんがたくさん生まれてくれるといいですね。
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