ちょっとエキゾチックな雰囲気のあるキツネ。日本のどこでも生息しているといわれていますが、実際に野生のキツネに遭遇した方は少ないでしょう。このキツネをペットとして飼うことができるのでしょうか?ここではキツネの性格や寿命、値段や飼い方の注意点などについて詳しく解説します。
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キツネはペットとして飼うことができる!
一般的にキツネといわれているのはアカギツネです。アカギツネには多くの亜種があります。そのなかで日本に生息しているのはホンドギツネと北海道に生息するキタキツネになります。
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キツネはイノシシなどのように「特定動物」に指定されていません。そのためペットとして個人で自由に飼育することができます。とくに飼育するための許可は必要ありません。
キツネの性格
夜行性
キツネは本来夜行性です。おもに夜間に行動するのですが、とても適応能力の高いキツネは昼間でもしっかり狩りをすることができます。
夜行性なので夜に鳴く声がかなりうるさいようです。
賢く用心深い
キツネはとても賢く学習能力が高いといわれています。その場所に餌がないと判断すると2度と同じ場所へは行かないようです。その反面、餌がある場所はしっかりと覚えています。
賢いということは用心深いということにもなります。野生のキツネを実際に見ることが少ないのはこの用心深さのためです。
群れで行動しない
イヌ科の動物ですがキツネは群れを作らず、原則として単独行動をします。ときには家族単位で行動することもあります。イヌ科ですが、どちらかというと猫に近い性格といえるかもしれませんね。
キツネの寿命
キツネの平均寿命は10年前後といわれています。ただ近年は生息地の減少などの様々な要因によって野生のキツネの寿命が短くなっているといわれています。飼育下では15年生きるキツネもいるようです。
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キツネは人間にも感染する「エキノコックス」という感染症を持っている可能性が高いといわれています。そのため野生のキツネにはむやみに近づかないようにしましょう。また餌付けをしないようにしましょうね。
キツネの値段
キツネは一般的なペットショップでは手に入れることはできません。おもにエキゾチックアニマルを取り扱っているペットショップでギンギツネなどを販売していることがあるようです。
ペットショップなどで購入できるキツネは「フェネク」という小型のキツネになります。フェネクの価格は100万円前後とかなり高いようです。
ただ野生のキツネを捕獲して飼育することも可能です。この場合は、無料ですね。
キツネを飼うときの注意点など
広大な飼育施設が必要
キツネはとても運動能力が高く多くの運動量が必要な動物です。また犬のようにリードでつないでおくということができません。そのため放し飼いということになります。キツネが十分な運動ができるスペースが必要なのです。
雑食だが肉食が中心
キツネは本来何でも食べる動物です。ただ猫と同じように肉食中心なのでペットとして飼育する場合、キャットフードを好んで食べるようです。
何でも食べるキツネですが、犬と同様に玉ねぎなどのネギ類、ニンニク、チョコレートなどは与えないようにしましょう。
糞尿のにおいがきつい
キツネは糞尿の臭いがきついといわれています。とくに尿の臭いがきついので排泄した後はすぐに片付けるようにしましょう。
アカギツネ類はしっかりトレーニングすればトイレを覚えるようですが、フェネックはトイレを覚えません。
診察できる動物病院を探す
キツネを診察できる動物病院がとても少ないのでキツネが病気になったときにすぐに対応できる動物病院があるのかをしっかり確認しておきましょう。
まとめ
キツネをペットとして飼育することはできますが、実際に個人でキツネを飼育するにはかなりハードルが高いといえるでしょう。北海道にはキツネを飼育している牧場などがあります。どうしてもキツネに会いたいときは出かけてみるのもいいかもしれませんね。
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