シルクのような被毛と大きめの体で活発に動き回る様子がとてもかわいいと人気のチンチラ。日本でもペットとして多くの方が飼育しています。このチンチラを飼ってみたいと考えている方のために性格や寿命、値段や飼い方の注意点などを詳しく解説します。
Contents
チンチラとは?
体長25㎝ほどのげっ歯目チンチラ科チンチラ属の大型のネズミです。被毛がシルクのように光沢があり柔らかく、とても愛らしいしぐさで人気のペットですね。
野生種は南アメリカ・アンデス山脈標高3000mから4000mの所に生息しています。野生種は絶滅の危機に瀕しているためワシントン条約の保護の対象として輸入が禁止されています。日本では多くのブリーダーによって繁殖が手掛けられているので、日本で販売されているチンチラは国内繁殖された個体になります。
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チンチラの性格
とてもデリケートで臆病
チンチラはとても神経質でデリケートな性格をしています。環境の変化や大きな物音など少しの変化でもストレスを感じてしまうことがあります。
またとても臆病な性格なのでできるだけ静かな環境で生活させてあげましょう。
人なれしやすい
とても賢く、人にも良くなれてくれます。名前を呼ぶと近づいてくれる子もいます。また飼い主さんの肩に乗ったりすることもありますよ。
チンチラの寿命
野生下での平均寿命は6年程度といわれています。しかし、環境の整った飼育下では10年から15年は生きるといわれています。ハムスター類に比べるととても長生きですね。なかには20年以上生きたチンチラもいるということです。チンチラはとても長生きなので飼うときには最後まで面倒を見てあげることができるかを考えることが大切です。
チンチラはストレスなどで下痢など体調を崩してしまうことがあります。チンチラの様子がいつもと違うと感じるときは、早目に動物病院へ連れていきましょう。
チンチラの値段
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チンチラは多くのブリーダーの努力によって15種類程度のカラーがあります。ベーシックな被毛のカラーはスタンダードグレーです。このほかヴァイオレットやパイド、シナモンなどがあります。
チンチラの値段はこの被毛のカラーによって大きく違ってきます。スタンダードグレーやシナモンは20000円から40000円くらいでしょう。個体数の少ないヴァイオレットは80000円くらいですね。
また希少なカラーの場合は、40万円くらいする個体もあります。ショップによっても価格が違うので欲しいカラーの個体を探す場合は、多くのショップに問い合わせしてみるといいでしょう。
チンチラの飼い方の注意点など
温度・湿度管理が大切
元来アンデス山脈の高地に生息しているチンチラ。できるだけ野生に近い温度・湿度管理が不可欠です。理想の温度・湿度は17℃から21℃、湿度40%以下です。
日本は四季があるため一年間の寒暖差が激しいのでとくに温度・湿度管理が大切になってきます。
飼育ケージは大きめのものを選ぶ
チンチラはとても活動的なネズミです。狭いケージでは満足に動き回れないのでストレスになってしまいます。少し大きいかなと思えるくらいのケージを用意してあげましょう。
またチンチラが慣れてきたら、飼い主さんが見守るなかで室内に離して運動させてあげるといいですね。
個別ケージで飼育する
野生では集団で生活しているチンチラですが、飼育下では複数同じケージで飼育すると喧嘩をしてしまうことがあります。多頭飼いする場合は個別にケージを用意してあげましょう。
適切な餌を与える
チンチラはげっ歯類なので歯並びや歯の伸びすぎに注意する必要があります。チンチラフードやチモシーなどの牧草をバランスよく与えましょう。ときにはおやつとしてリンゴや葉物野菜を与えるといいですね。
まとめ
チンチラはネズミの仲間ですが適正に飼育すればとても長生きします。また賢いのでよく人なれしてくれるので飼い主さんにとってはまたとない癒しのパートナーとなるでしょう。
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