家庭動物管理士という資格を知っていますか?ほとんどの都道府県で動物取扱業の登録を行うときの資格として認定されています。この資格を習得するためにできることと資格習得の難易度について詳しく解説します。
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家庭動物管理士とは?
家庭動物管理士とは一般社団法人全国ペット協会(以下、全国ペット協会)公認の民間資格です。2005年からペットショップ店員向けに始められたこの資格は、当初「家庭動物販売士」という名称でした。しかし、2015年からペットショップ販売員以外にも習得する方が増えたため名称を「家庭動物管理士」に変更しています。
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主にペット販売のプロを育成することを目的とした資格です。生体の基礎知識、関連法律や衛生管理、接客の方法などを幅広く習得することができます。家庭動物管理士には2級と3級がありますが、最初に3級を習得する必要があります。
家庭動物管理士ためには?
家庭動物管理士になるためには、全国ペット協会の認定する受験資格と受験申し込みが必要になります。
受験資格
全国ペット協会のHPによると受験資格は以下の通りです。
1、飼養動物に関する学校その他の教育機関を卒業した者及び卒業見込みの者
2、ペット動物などに関する資格を有している者
3、ペット動物販売店等で働いている者又は働くことを希望している者
※ペット関連での業務経験や学校を卒業していなくても、ペット関連の業務に就きたいと考えている方でしたら受験できます。
※過去に動物愛護管理法において罰金刑以上に処されている方は資格を取得できません
(全国ペット協会ホームページより引用)
とくに学校へ通学する必要がないので、漠然と動物関係の仕事をしたいと考えている方には受験しやすいですね。
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Webや書簡で申し込みをする
Webサイトや書簡で直接全国ペット協会に申し込みます。申し込み後、テキストが送られてきますので、テスト当日までこのテキストで勉強しましょう。
受験費用
テストの受験料10000円と受講料(テキスト代含む)20000円が初回に必要になります。入金が確認された後、順次テキストが送付されます。
試験当日
試験当日には受験前に講習があり、講習を受講後にテストが行われます。
合格発表と資格登録料
合格発表には約1か月かかります。合格した後は資格の登録料として10000円が必要になります。登録料の納付後1か月くらいで資格証が送ってきます。
資格の更新料が必要
家庭動物管理士の資格の有効期間は2年間です。2年ごとの更新でその都度更新料として10000円必要になります。
家庭動物管理士の難易度は?
家庭動物管理士の難易度はその合格率が80%から90%なのでそれほど高くないといえるでしょう。テストでは70%の正解率で合格となります。
基本的に全国ペット協会から送られてきたテキストをしっかり勉強しておくことでほとんど合格することができます。また、テスト前に講習があります。講習後にテストなので比較的資格習得は簡単といえるでしょう。
ほかの資格習得試験は年1回の受験となることがほとんどなのですが、家庭動物管理士のテストは年2回あります。半年ほどの勉強で資格が習得できるので受験しやすいでしょう。スクーリングも設定されていないので仕事をしながらでも習得できます。また一度不合格になった場合や試験を受けることができなくても次の試験を再受験することができます。その場合、受験料は13000円になります。このほか詳しいことはHPで確認しましょう。
まとめ
家庭動物管理士は、ほとんどの都道府県で動物取扱業登録の必要資格になっています。ただ自治体によっては、認定されていないこともあるのでそれぞれの自治体への確認が必要です。またほかの資格のほとんどは一度習得すると更新料など他の費用は必要ではありませんが、家庭動物管理士は2年ごとに更新料が必要となるため、ほかの資格よりも費用が掛かるといえるでしょう。
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