ムササビをペットとして飼いたい!生態や寿命は?値段や飼い方の注意点など。

モモンガによく似ているためとてもかわいいと人気のあるムササビをペットとして飼うことはできるのでしょうか?ここではムササビをペットとして飼ってみたいと考えている方のために生態や寿命、値段や飼い方の注意点などについて詳しく解説します。

ムササビとは

ムササビはげっ歯目リス科に属しています。その可愛らしい容姿からもわかるようにモモンガと同じでリスの仲間です。

ムササビとモモンガはよく間違われますが、ムササビの方がモモンガよりも体が大きく小さな猫くらいあります。また滑空用の被膜もモモンガよりも広く、目はモモンガよりも小さいですよ。

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ムササビは東アジアや東南アジアなどに生息していますが、一般的に日本でムササビというと日本に生息する固有種「学名Petaurista leucogenys」のことを言います。

ムササビはペットとしては飼うことができない

ムササビは鳥獣保護法によって保護されている野生動物です。そのため個人でペットとしてムササビを飼育することはできません。

ムササビは動物園もしくは都道府県知事が認可したものだけが保護のために一時的に飼育することは認められています。個人での保護はあくまでも自然に帰すことが目的です。詳しいことは各自治体に問い合わせるといいでしょう。

ムササビの生態

ムササビは夜行性の動物です。森林や森などに生息し、昼間は木の洞などで休息しています。夜になると木と木の間を滑空しながら移動することがあります。普通10mは滑空します。無風状態では15mから20m、時には風に乗って100mから200m滑空することもあるようです。雑食性なので何でも食べます。

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ムササビは主に昆虫や小鳥、木の芽や果物などを好んで食べます。またムササビは樹上で生活をしています。基本的に食事や休憩などすべて木の上で行うので、リスのように地上に降りることはないといわれています。

メスは縄張りを持ちますが、オスは縄張りを持ちません。そのためオスの行動範囲はメスよりも広いといえるでしょう。元来本州・四国・九州に生息し、通常は単独行動で冬眠することはありません。初夏と秋の年2回繁殖し、1回の出産で1匹から4匹の子どもを産みます。子育てはメスが行い、オスは子育てには興味を示しません。ただ近年ムササビの生息数が減少し、絶滅危惧種に指定している自治体もあるようです。

ムササビの寿命は?

ムササビの野生下での寿命は生息環境などにもよりますが6年から10年といわれています。飼育下では15年は生きるといわれているのでかなり長生きといえるでしょう。

ムササビの値段

ムササビは鳥獣保護法によって保護されている動物です。そのため一般的なペットショップでペットとして販売されることはありません。ムササビの値段はつけられないといえるでしょう。

飼い方の注意点など

夜行性

ムササビは夜行性です。通常、動物園などでは活動しているムササビに会うことはできませんよね。ただ夏季限定で夜間動物園を開園している動物園が多くあります。夜間動物園の時には、活動しているムササビの姿に会うことができるかもしれませんよ。また条件があえば滑空しているムササビを観察することができます。とくに滑空をしいているムササビを見るためのおすすめは暖かくて風がなく、月がきれいに見えている夜だそうです。

雑食性

ムササビは基本的に雑食性なので何でも食べます。動物園ではヒマワリの種や野菜、果物を与えています。

まとめ

ムササビは個人でペットとして飼育することはできませんが、動物園で観察することができます。夜間動物園などで活動しているムササビに会うことができるといいですね。また森や森林では、野生のムササビに会うことができるかもしれませんよ。

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