ワニをペットとして飼いたい!飼いやすい種類や価格、飼い方の注意点は?

爬虫類が大好きな人は一度、飼ってみたいと思うのがワニといわれています。とても凶暴なイメージがありますが、ペットとして飼うことができるのでしょうか。ここでは、ワニをペットとして飼うときに注意する点を解説しましょう。また飼いやすい種類とその価格についても紹介します。

ワニは「特定動物」に指定されています

ワニは、アリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科のすべての種類が動物愛護管理法によって特定動物に指定されています。

特定動物に指定された動物を家庭で飼うことはできますが、住んでいる都道府県知事または政令市の市長の許可が必要になります。基本的には、許可が下りれば家庭でもペットとして飼うことはできます。

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保管許可を得るためには、飼いたいワニの写真や適切な飼育施設、飼育環境などが必要になります。また申請料は15000円くらいが多いようですが、自治体によって価格は異なります。また、飼育施設は直接担当の人が確認に来ます。詳しくは、住んでいる地域の保健所や動物愛護センターなどに問い合わせてみましょう。

この保管許可を受けることができて初めてワニをペットショップなどから購入することが出来ます。またワニを購入するときは、必ずマイクロチップを埋め込みましょう。

飼いやすいワニの種類は?

ワニは、どの種類も危険な動物です。気軽にペットショップで買える動物ではありません。最も小さいといわれるコビトカイマンでも1m以上になります。

ペットとしては、大きくなる、殺傷能力があるなどを考えるとどの種類も家庭では飼いやすいとはいえないでしょう。

コビトカイマンやメガネカイマンなどは、爬虫類専門店などで販売されていることがあります。

ワニの価格はどれくらい?

爬虫類専門でメガネカイマンは約15万円、ブラジルカイマンなどは約20万円で販売されています。

ワニを飼うときの注意点

ワニはおとなしいと言われる種類でも凶暴性を持っています。その噛む力は、とても強力で人間は噛まれるとひとたまりもありません。そのため、飼育するには細心の注意が必要です。

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子どもの頃のワニは、30㎝くらいで大変可愛いですよね。でも成長すると小さいワニでも1m以上になるので、大きくなってもしっかり飼育できる環境が必要です。

飼育場所

飼育する場所はワニが十分運動できる広さが必要になります。水場と陸の2ヶ所を用意しましょう。ワニの大きさが1,2mなら少なくとも8畳から10畳くらいの広さを必要とします。

飼育施設

自治体が定めた方法で飼育設備を完備します。詳しくは、それぞれの自治体に問い合わせるといいでしょう。

少なくともワニは危険な動物なので逃げ出したりして隣近所に迷惑が掛からないようにしっかりとした設備を用意しましょう。

気温

ワニは熱帯地方に生息する動物です。室温は、種類によって異なりますが25℃くらいで1年を通して一定の気温に設定します。水温も下がりすぎないように注意しなければなりません。

子どもの頃は、冷凍マウスなどを与えます。大人になるとワニは肉食性なのでニワトリやウサギを与えます。ただスーパーに売っている肉類を与えるだけではワニにとっては健康上問題があります。内蔵や骨まで食べることが出来る餌を与えるようにしましょう。餌代が、かなり高額になることを覚悟しておきましょう。

紫外線が大切

紫外線は、爬虫類にとってとても大切なものです。室内で飼育するためには、紫外線灯が必要になります。

ワニにとって適切な飼育場所、餌、紫外線などは健康を維持するためには不可欠です。

まとめ

日本でワニは自治体の保管許可があればペットとして飼うことができます。でも、ワニを飼うには煩雑な手続きと十分な設備、高額な餌代が必要になります。また、ワニはとても長生きです。種類によっては70年くらい生きることもあります。ワニをペットとして飼うときは、最後までワニの面倒をみることが出来るかを考える必要があります。ただ飼ってみたいからというだけでは、安易に飼うことができない動物といえるでしょう。

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