大きな体、大きなくちばしが特徴的なペリカン。このペリカンをペットとして家庭で飼育することが出来るのでしょうか?またペリカンの価格や寿命、飼い方の注意点について解説します。
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ペリカンはペットとして飼える?
ペリカンには多くの種類があります。種類によってはワシントン条約で希少動物として商取引が制限されているものもあります。
日本で多くみられるモモイロペリカンはレッドリストの軽度懸念に分類されているのでペットとして飼うことはできます。軽度懸念とは近い将来絶滅する危険性が低いとされている種です。ここではモモイロペリカンについて考えてみましょう。
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ペリカンの価格はどれくらい?
ペリカンを販売しているペットショップは日本ではとても少ないですね。唯一モモイロペリカンを販売しているのはインターネットでかわった動物を販売するペットショップです。このペットショップでは現在(2017/08/07現在)1羽280000円で販売されています。販売価格は時価になるので購入するショップに直接問い合わせてみるといいでしょう。
http://arkpet.ocnk.net/product/2685
ペリカンの寿命は?
ペリカンの寿命は、野生で15年から25年です。動物園などで飼育されているペリカンは平均して50年以上といわれています。中には80年も生きたペリカンもいます。
ペリカンは飼育下では思いの外とても長生きですね。
ペリカンの飼い方
ペリカンを飼育する施設が必要
ペリカンは水辺で魚などを補食する鳥です。そのためペリカンを飼育するためには水辺のある広い土地が必要になります。またペリカンは脱走をよくします。ペリカンが脱走しない施設が必要ですね。
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ペリカンの餌
ペリカンは主に300gから600gくらいの大きめの魚を食べています。動物園などではアジを毎日約1kg、朝夕2回に分けて与えています。
ペリカンはとても食欲旺盛な鳥です。また食べることにとてもどん欲な性格です。十分に魚などの餌がないときは、口に入るものなら何でも食べてしまいます。魚はもちろんハトなどの自分より小さい鳥や同じ地域に生息している鳥の卵や雛なども食べてしまいます。またペリカンの若鶏は鵜の卵や雛を好んで食べるという食性があります。
ときには犬や猫などの動物や人間の子どもも飲み込もうとすることがあります。温厚そうなペリカンですがとくに「食べること」に関してはとても獰猛な面があります。ペリカンに餌を与えるときは注意が必要ですね。
人に懐きます
ペリカンは以外と人を見分けることができるようです。野生の血が流れているので慣れるまでに時間がかかりますが、慣れると飼い主さんのあとをついてくることもあります。飼い主さんも後からペリカンがついてきてくれるとうれしいですよね。
いつも清潔にしておくこと
毎日、プールの清掃や飼育場所の清掃が必要です。清潔にしておくことが大切ですね。
ペットとして飼うには最後まで面倒を見る覚悟が必要です
ペリカンを飼うには広大な水辺のある土地に適切な施設が必要になります。また毎日1kgの生魚が必要になります。複数飼うのであればペリカンの数だけ餌の量が増えます。毎日数kgのアジなどの魚を用意するのは大変です。また餌代はかなりの金額になると考えていいでしょう。
ペリカンは飼育下では平均して50年以上ととても長生きです。餌代が大変、世話が大変などの理由で飼育を簡単に放棄することが出来ませんよ。最後まで必ず面倒を見ることが大切です。
まとめ
ペリカンは温厚なイメージがありますが、大変獰猛な面もあります。ペリカンを飼育するにはペリカンの習性などに関しての正しい知識が必要になります。またペリカンを飼うにはとても広い施設や餌代などが必要なのでかなりの費用がかかります。やはりペリカンは動物園などに会いに行くことをおすすめします。
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