カラスといえばゴミをあさったりすることからあまり良いイメージがありませんよね。でもカラスをペットとして飼ってみたいという方もいます。ここではカラスをペットとして飼うことができるのか?またカラスの販売価格や餌代、性質を踏まえた注意点について詳しく解説します。
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カラスをペットとして飼える?
日本に生息する野生の鳥はすべて鳥獣保護法によって捕獲が禁止されています。カラスは保護鳥獣なので個人でカラスを捕まえて勝手に飼育することはできません。野生のカラスを勝手に捕まえることは鳥獣保護法違反になります。
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ただしケガをしているなど特別な事情でそれぞれの自治体が許可した場合は一定期間飼育することができます。現状では自治体が飼育許可を出すのはほとんどが保護団体となっています。
またカラスは狩猟鳥獣でもあります。そのため狩猟免許を保有している人で各自治体が定めた狩猟期間に定められた方法で捕獲した場合は国から飼育許可を受けて飼育することもできます。狩猟免許がない場合は手掴みなどで捕まえたときは飼育が認められています。
ただ現実的にはこれらの方法でカラスを捕まえることはかなり困難といえるでしょう。
カラスの販売価格は?
日本ではカラスをペットとして販売されていません。海外ではペットショップで販売されていることもあるのでどうしてもカラスを飼育したいときは海外からの輸入になります。詳しい価格は輸入業者などに直接問い合わせるといいでしょう。
カラスの飼育時の餌代は?
カラスは何でも食べる雑食性です。野生では生ごみや虫、動物の死骸などあらゆるものを食べています。飼育するときにはどのような餌を与えたらいいのか迷ってしまいますよね。
最もいいのは九官鳥の餌でしょう。ただ九官鳥の餌だけでは十分な栄養がとれないので小松菜などの葉物を細かく刻んで与えるといいですね。九官鳥の餌は一袋500円から2000円ほどです。九官鳥の場合ひとつきおおよそ一袋くらいで大丈夫なので、カラスの場合は体が大きいため数袋必要でしょう。カラスはとても餌をたくさん食べます。餌代はかなりかかると覚悟しましょう。
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カラスは餌をため込むことができないので、一日1回、新鮮なものを与えましょう。カラスは自分で好きな時に餌を食べます。水は一日2回交換します。餌を与えることを忘れてしまうことはカラスの生死にかかわります。
性質を踏まえた注意点
一度人に買われたカラスは野生には戻れない!
カラスは鳥類の中でもとても賢い鳥です。一度人間と暮らしたカラスはその暮らしやすさを覚えてしまいます。そのため一度人間と暮らした経験のあるカラスは二度と野生に戻ることができないようです。
無理に野生に戻してもほかのカラスから仲間として認めてもらえずいじめられたりします。
カラスはの寿命は10年以上で30年生きるともいわれています。。カラスを飼育するときは必ず最後まで飼い続けるという覚悟が必要です。
毎日の水浴びが大切
水浴びすることでカラスは体を清潔に保つことができます。毎日カラスに水浴びさせましょう。飼い主さんは桶などに水を入れるだけでカラスが自分で水浴びをします。
一日3時間以上の日光浴が必要
カラスはビタミンDを体内で作るために毎日日光浴をする必要があります。一日3時間以上、日光浴をさせましょう。
人になつく
カラスは予想外に人に良くなつきます。また体がとても大きいので室内での放し飼いになります。飼い主さんにどこでもついていきますよ。
ただし室内のどこでも糞をしますので室内の掃除はこまめに行いましょう。カラスは大量に糞をするので掃除はかなり大変なようです。
まとめ
カラスをペットとして飼育することは可能ですが、カラスを手に入れることがとても困難といえるでしょう。また飼育するための手続きを行わないと法律違反になってしまうので注意しましょう。詳しいことは各自治体に確認することをおすすめします。
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