オオミチバシリ(ロードランナー)の速度や生態、日本で会える動物園はある?

オオミチバシリ別名ロードランナーという鳥を知っていますか?日本では見かけることのないオオミチバシリの速度と生態について詳しく解説します。また日本ではオオミチバシリに会うことができるのかもあわせて紹介しましょう。

オオミチバシリ(ロードランナー)とは

オオミチバシリはカッコウの仲間で北アメリカ南部の砂漠や低木地帯に多く生息しています。アメリカではロードランナーと呼ばれ、走ることが得意な鳥です。またメキシコ州では州の鳥になっており、アメリカではアニメなどにも登場するほどとても人気のある鳥です。

体長は50㎝から60㎝くらいで、頭のもさもさした冠のような羽と自分の体長と同じくらいの長さのある尾羽が特徴的です。また褐色の羽の色は砂漠地帯では見つかりにくいという特徴があります。

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オオミチバシリの走る速度は?

オオミチバシリの最大の特徴は高速で地上を走ることができるということです。オオミチバシリは時速30㎞以上で走ることができるといわれています。平均時速36㎞ともいわれている超スピードランナーです。

オオミチバシリは走る速度がとても速いのですが、ダチョウやエミューのようにまったく飛べないというわけではありません。

短い距離なら飛べますが、どちらかというとムササビなどのように滑空するというイメージです。オオミチバシリはほとんどの場合、走っていると考えていいでしょう。

オオミチバシリの生態

オオミチバシリは雑食性

オオミチバシリの主食は昆虫やトカゲ、ヘビ、ネズミなどです。時には果物も食べることがあるので雑食性といえるでしょう。

また小さいガラガラヘビやサソリなどの毒を持った生き物も食べることがあります。オオミチバシリは動くものなら何でも食べると考えていいでしょう。

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また捕食するときは、飛んで獲物をとるのではなく持ち前のスピードを生かして走って獲物を捕らえます。

体温を変化させる

オオミチバシリの生態でとくに注目されることは朝と夜とで体温を変化させることができるということです。

オオミチバシリは夜になるとハチドリのように体温を低下させることで休眠状態になり余分なエネルギーを消費しないようにします。

朝になると砂漠の強い日差しを受けて体温を上昇させることができます。オオミチバシリの褐色の羽の色は熱を吸収しやすいのですぐに体温を上昇させることができます。そのためオオミチバシリは昼行性の鳥といえるでしょう。

托卵をしない

オオミチバシリはカッコウの仲間ですが、カッコウ特有の習性である托卵をしません。ほかの鳥に自分の卵を温めさせることなくオオミチバシリは自分で抱卵し子育てをします。

オオミチバシリは一度に3個から6個の卵を産み親鳥がヒナのために餌を運びます。またオオミチバシリのヒナは孵化して約3週間でヒナが自分で餌をとって食べることができるようになります。

オオミチバシリの巣は、サボテンや棘のある木などに作られます。オオミチバシリの巣は、カップのような形をしており、内側にいろいろな材料で内張がされています。

オオミチバシリに会える動物園はある?

とてもおもしろい生態を持つオオミチバシリに会ってみたいですよね。以前はオオミチバシリを飼育していた動物園がありましたが、残念なことに現在は日本ではこのオオミチバシリを飼育している動物園はありません。

アメリカではとてもポピュラーなオオミチバシリですが、日本でオオミチバシリに会うことはできないことはとても残念ですね。

まとめ

とてもユニークな習性のあるオオミチバシリに会ってみたいですよね。いつの日かまた日本の動物園でオオミチバシリに会うことができるようになるといいですね。

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