犬笛の効果と使い方。調整はどうする?

「犬笛」は犬を訓練するときに使われるものです。この名前は聞き覚えがある飼い主さんも多いでしょう。ただ実物を見た方実際に使っている方は少ないのではないでしょうか?ここでは犬笛の効果と使い方、音の調節の仕方について詳しく解説します。

犬笛とは?

犬笛はイギリスのフランシス・ゴルトン氏が発明したことからゴルトン・ホイッスルとも呼ばれています。犬を呼び戻すなどの訓練の時に使うと効果的であるといわれるものです。

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犬は人間よりも聴力が優れていることはほとんどの飼い主さんは知っていますね。とくに犬は人間ではうまく聞き取ることができない高周波の音をうまく聞き分けることができることが知られています。この特徴を利用したものが「犬笛」です。

犬笛の効果は?

犬笛は犬にしか聞き取ることのできない音をだすことができます。また高周波なので飼い主さんから遠く離れてしまった犬を的確に呼び戻すことができます。

犬の訓練に犬笛を使うことができます。犬と飼い主さんだけがわかる犬笛の吹き方で犬にコマンドを送ることができます。

例えば犬笛を長く1回吹くと「こい」短く吹くと「待て」など飼い主さんと犬との間でコマンドの内容は決めることができますね。飼い主さんと犬だけの合図になるわけです。

犬笛を効果的に使用するためにはシーンごとに肉声と犬笛を使い分けるといいでしょう。

犬笛の使い方

犬と飼い主さんとの間でルールを作ろう

犬笛はその吹き方でいろいろなコマンドを犬に伝えることができます。その吹き方は飼い主さんと犬との間でだけ通じることができるルールとなります。

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犬が犬笛に慣れるようにする

犬笛に慣れるまでは犬が犬笛に反応し、飼い主さんの所へ来た時にはトリーツなどを与えましょう。犬に犬笛が聞こえたときに飼い主さんの所へ行けばいいことがあるということを覚えさせることが大切です。

離れたところから犬笛で犬を呼んでみる

犬が犬笛に慣れたら少しずつ犬から離れたところで犬笛を吹いてみましょう。ちゃんと犬が飼い主さんの所へ来たら犬を必ず褒めてトリーツを与えましょう。これを繰り返すことで犬笛が聞こえて飼い主さんの所へ行けばいいことがあるということを覚えさせることが大切です。

音の調整をする

犬笛は犬に合わせて音を調整する必要があります。犬や犬種によって犬が認識できる音域が違うといわれています。飼い犬に合わせて犬笛の音を調節します。

犬笛の音の調節方法は?

犬笛の音は人間では認識することがとても難しいですよね。飼い主さんは犬を観察することで犬にとってどの音が一番聞き取りやすいのかを見分けることが大切です。

犬種や個体によってその認識できる音が違うことが知られています。そのため愛犬にあった犬笛の音を探すことがとても重要になります。

犬笛はいろいろな音域に調節できるタイプのものを選びましょう。犬がどの音に反応するかは飼い主さんがいろいろな音域で犬笛を吹いてみます。犬笛に対する反応が最もよかった音域がその犬にあった犬笛の音域となります。飼い主さんは犬笛にたいする愛犬の反応をしっかり観察しておきましょう。

犬笛は犬の反応が良かった音域を固定します。同じコマンドは同じ音域で出すようにすることが大切です。

まとめ

犬笛は使い方さえ覚えれば犬とのコミュニケーションの一つとしてとても便利ですね。ただ犬との毎日の生活の中では犬笛はあまり必要なものではないかもしれません。日常の生活の中では飼い主さんが直接犬にコマンドを伝えることが一番ですよね。でも大きな災害などが頻発している現状で、犬がパニックを起こし逃げ出したときなどに犬笛を使って呼び戻すことができるかもしれません。いざというときのために犬笛を使うトレーニングをしておくといいですね

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