ウォンバットの寿命と会える日本国内の動物園おすすめ2選

モコモコモフモフの体系でコロコロ歩くイメージのウォンバット。その愛らしい姿と人懐っこい性格で動物園でもとても人気のある動物です。ここではウォンバットの寿命と日本国内で会える動物園を2選紹介しましょう。

ウォンバットの寿命

ウォンバットの寿命は、野生では5年から10年といわれています。元来ウォンバットには天敵がいないのでその死因のほとんどは食料不足や皮膚病、森林火災などの自然災害や事故といわれています。

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ただ穴掘りが上手なウォンバットは一時害獣として駆除されたため個体数が減少し、現在ではオーストラリア政府が輸出制限を行う保護動物となっています。

動物園などの飼育下での平均寿命は20年以上です。世界最長寿のウォンバットは29歳ということです。かなりの長生きする動物ですね。

ウォンバットに会える動物園は2つのみ

ウォンバットはオーストラリアやタスマニアなどごく一部にしか生息していない動物です。害獣として駆除されたり、外来種のキツネなどに捕食されるなどのために野生での個体数が激減しています。そのため現在、オーストラリア政府はウォンバットを保護するため販売目的などの輸出を禁止しています。

またウォンバットは飼育下での繁殖がとても難しい動物としても知られています。繁殖に成功した例は世界でもわずかしかありません。また現在、日本の動物園で飼育されているウォンバットは高齢化が進み繁殖が期待できる動物園はひとつとなっています。

現在日本でウォンバットを飼育している動物園は五月山動物園(大阪府・池田市)茶臼山動物園(長野県・長野市)の2つだけになっています。

五月山動物園(大阪府・池田市)

五月山動物園(大阪府・池田市)

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五月山動物園では5頭のウォンバットが飼育されています。オスのコウ、フク、ワインとメスのユキとマルです。マル、コウ、ユキは新しい仲間ということです。とくにマルはコウのお嫁さんとして来園しています。五月山動物園では以前、ウォンバットの繁殖に成功したことがあり今後、飼育下での繁殖に期待が寄せられています。

五月山動物園では「ウォンバットてれび」が配信されています。ライブカメラが屋外に3つ、室内に2つ設置されています。5つのライブカメラでウォンバットの様子を見ることができます。なかなか五月山動物園までウォンバットに会いに行くことができなくてもライブ映像を見ることができることはうれしいですよね。

元来ウォンバットは夜行性なので朝と夕方活発に活動します。昼間は木陰などで休んでいることが多いので動き回るウォンバットを見たいのなら朝か夕方がいいですね。食事は夜に食べます。おもにリンゴ,サツマイモ,ニンジン,カボチャ,アーモンド,パン,ペレット,青草,干し草,すしのりを食べています。

茶臼山動物園(長野県・長野市)

茶臼山動物園(長野県・長野市)

茶臼山動物園では現在オスのウォレス君とメスのモモコさんの2頭が飼育されています。オスのウォレス君は2018年5月にモモコさんの老後を一緒に過ごすためのパートナーとして名古屋の東山動物園から茶臼山動物園にやってきました。2頭とも高齢のため繁殖は期待できませんが、2頭で仲良くゆったりとした老後を過ごしてもらいたいですね。

まとめ

現在ウォンバットを日本に輸入することはとても難しい状況といえるでしょう。飼育下での繁殖が難しい現状では、日本でウォンバットを見ることができなくなるかもしれません。ただ、繁殖ができるウォンバットが五月山動物園で飼育されています。この動物園では繁殖に成功した実績があるのでこれからまたウォンバットの赤ちゃんが誕生する可能性があります。また日本でウォンバットの赤ちゃんを見ることができるようになるといいですね。

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