自然災害と犬の安全

天気がいい日に愛犬を連れて散歩することほど楽しい時はないものです。太陽が輝いて、風が心地よくて、雲ひとつない青空ーー毎日こんな天気だったら最高ですが、いつもそうとは限りません。しかし、天候が変わるのを予測してプランを立てることは可能です。ペットに代わって、悪天候に備えましょう。

雷は犬に最も不安を与えます。実際、嵐が近づく前でも怯えているかもしれません。彼らは耳がいいので、私たちが聞こえない音も感知します。そのため、遠くの雷鳴にも反応してしまうのです。それに加え、嗅覚が鋭いことも関係します。雷は金属臭のする気体を発生させて、それが犬の嗅覚を刺激するのです。

もし愛犬が動揺し始めたら想像してください。家の真上で雷が鳴ったとしたら、超敏感な耳をもった愛犬がどう感じるのかを。抱き上げたり、あやしたりして、愛犬の気を紛らわせましょう。元気よく声をかけて、一緒に遊ぶようにしましょう。おもちゃやご褒美を与えて、遊びに集中させましょう。また、隠れられる「安全な場所」を確保しておくことも必要です。クッションのある小屋でも、ベッドの下でもいいのですが、窓からは離れた場所にしましょう。窓の側は音が大きいですから。もっと深刻に怖がるのであれば、獣医に相談してください。愛犬を楽にしてくれる薬や方法を提案してくれるでしょう。

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地震

地震が怖いのにはたくさん理由があります。激しい揺れが突然襲ってきて、大災害を引き起こします。地震の多い地域に住んでましたら、愛犬に必要な水やエサ、薬を用意してください。まだでしたら、まずは家の中で愛犬と一緒に身を守れるような安全な場所を確認してください。犬小屋に慣れていれば、地震が来ても小屋の中が落ち着くと思います。

地震が起こると壁やフェンスが壊れるので、愛犬が逃げ出してしまうことがあります。ですので、首輪や名札をつけたり、マイクロチップを埋め込んでおくのが有効です。

地震の後で別の場所に移動する場合は、電線がたるんでいるかもしれないので注意してください。電気が通っている箇所に愛犬が触れて感電する恐れがあります。また余震によって被害が拡大してしまうことにも注意してください。もし可能でしたら、家の中で助けを待つのが良いでしょう。

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洪水、台風、竜巻

突然襲いかかる地震と違い、洪水や台風、竜巻は予兆があります。そのため、避難する猶予がありますが、常にそれが可能とは限りません。

ハリケーンカトリーナの時は、水位が上昇して屋根の上にペットと避難している様子がニュースで見られました。あの時は極端でレアなケースでしたが、もっと小規模な洪水でも命を脅かす状況となりえます。備えさえしっかりしていれば、乗り切れる可能性は高くなります。洪水の多い地域にお住みでしたら、避難用具を作っておくことで対処できます。持ち運びのしやすい防水のバッグに必要なものを入れておきましょう。例えば、愛犬の好きな食べ物や飲み物、おもちゃ、薬、診断書、最近の写真などです。それから、マイクロチップを埋め込んでいれば、そのID番号のコピーを入れておくと良いでしょう。また、小さい愛犬であれば、愛犬が入るカバンを手元に置いておきましょう。

ニュース番組で台風や洪水の状況を伝えていますので、テレビやラジオのチャンネルをローカルニュースに合わせましょう。そして避難の際には、愛犬と避難用具を安全な場所に移しておいて、時間を無駄にしないようにしましょう。

もし避難に間に合わない場合は、愛犬と避難用具、寝床を家の高い場所に移動してください。電池駆動のラジオと携帯電話は身につけておきましょう(電池を忘れずに!)。愛犬を落ち着かせて、助けが遅そうであれば食料と水を与えてください。

竜巻は台風や洪水よりも早く襲ってきますが、被害は大きても広範囲には及びません。とはいえ、あなたの家が竜巻の通り道になったら何の慰めにもなりませんが。

もし竜巻が発生して避難できなかったら、愛犬と避難用具を安全な場所に移動してください。地下室やリビング、浴室がいいと思います。地下室を避難場所にするのであれば、天気の良いうちに愛犬を連れてきましょう。一緒に遊んで、不慣れな場所でも快適に過ごせるように努めてください。愛犬のベッドを置いておけば、より落ち着くでしょう。激しい嵐の時でもあなたが落ち着いていれば、愛犬も落ち着きます。逆にあなたが不安な気持ちでいると愛犬も不安な気持ちになってしまいます。

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