猫は、交配することで雌猫に排卵がおこります。そのため妊娠する確率がとても高いといわれています。もし子猫を望まないのであれば、飼い主として去勢・避妊手術を考えてみませんか?ここでは猫の去勢・避妊手術の費用と適切な時期、そして手術後の注意点について考えてみましょう。
Contents
猫の去勢手術の時期は?
猫の去勢手術を行うのに最も適した時期は、生後6ヵ月前後から12ヵ月頃でしょう。雄猫は、生後9ヵ月から12ヵ月で繁殖できるようになるので最初の発情の前に去勢手術をすると良いですね。
一度発情を経験すると発情期特有のスプレーなどの問題行動が去勢手術をしても残ってしまう可能性があります。
スポンサーリンク
去勢手術の費用はどれくらい?
去勢手術は、雄猫の精巣を摘出する手術です。手術の前に血液検査などがあります。血液検査や手術代を合わせると10000円から20000円くらいの病院が多いでしょう。
ただそれぞれの病院によって手術当日に帰宅できる場合と1日だけ入院させる病院があるので、去勢手術を考えているのなら詳しい費用についてはかかりつけの動物病院に直接聞いてみると良いですね。
猫の避妊手術の時期は?
雌猫は、早い個体であれば3ヵ月で妊娠できるようになります。平均して6ヵ月ほどで性的に成熟し妊娠が可能になります。
そのため早期の避妊手術が望まれます。ただ6ヵ月未満での手術は、猫の体力的な問題もあるので体力がある程度ついた6ヵ月から12ヵ月頃に手術をすると良いでしょう。
避妊手術の費用はどれくらい?
猫の避妊手術は、子宮と卵巣を摘出する手術になります。そのため全身麻酔を使い開腹手術になります。時間的にはあまりかからないのですが、1日入院して経過を見る病院が多いでしょう。
そのため去勢手術より費用が少し高くなります。血液検査や手術代などを含めておよそ20000円から30000円くらいでしょう。
これらの費用のほかに猫の健康状態によってはほかの治療費が必要になることもあります。避妊手術をする場合は、かかりつけの動物病院へ費用などを確認すると良いですね。
手術後に注意することは?
手術直後に注意する点
1, 麻酔から覚めたら
麻酔が完全に覚めるまでは、動物病院で獣医師が管理します。その後自宅に戻ってきますが、食事は麻酔の影響で内臓の働きが悪くなっているので半日は絶食しましょう。
その後少しずつ様子を見ながら食事を与えます。
2, 傷口は猫が舐めないようにしましょう
猫が傷口を舐めない様に退院するときにエリザベスカラーや雌猫の場合は腹帯などをつけています。
グルーミングをよくする猫は、これらを嫌がったり自分でとってしまおうとするかもしれませんね。また、飼い主が傷口を確認するためにとったときに、つけるのに手間取ったりすると舐めてしまう可能性があります。
スポンサーリンク
とにかく傷口を舐めてしまうと縫合している糸が取れてしまったり傷口がただれてしまう可能性があります。
できるだけ猫が傷口を舐めない様に注意しましょう。もし、傷口を舐めてしまって糸が取れ傷口が開いてしまったりただれてしまったときは、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
3, 食欲が落ちることがあります
手術後1,2日は、麻酔の影響や手術のストレスなどで食欲が落ちてしまうことがあります。落ち着くと食欲も徐々に回復してきますが、3日以上食欲がなければ動物病院へ連れて行きましょう。
4、術後の排便、排尿の様子を観察しましょう。
投薬された抗生物質などの影響で、しばらくは下痢や便秘になることがあります。あまりにも下痢や便秘が長く続くようなら動物病院へ行きましょう。
5, 薬がでたらきちんと飲ませましょう
退院するときに出された消炎剤や抗生物質は、きちんと飲ませましょう。稀に薬が合わないこともあります。その場合は、動物病院に相談することをおすすめします。
長期的に注意すること
手術をしたあとは、発情に伴う問題行動などがなくなるので消費カロリーがかなり低くなります。そのため雄も雌もとても肥満になりやすいので注意しましょう。
特に手術をしてかわいそうなどの理由でおやつなどを与えすぎないようにしましょうね。
まとめ
去勢・避妊手術をすることで、生殖器に関する病気を予防することができます。発情の煩わしさから解放され、性格的に安定してきます。いろいろなメリットがありますが、反面肥満になりやすいというデメリットもあります。去勢・避妊手術には、いろいろな問題点もありますが、殺処分される猫を少しでも少なくするための方法の1つとして考えてみませんか?
〔amazon〕犬猫の服 full of vigor 獣医師と共同開発 猫用 皮膚保護服エリザベスウエア 男 女の子 雄 雌兼用 カラー 8 イエロー サイズ C2S フルオブビガー
コメントを残す