ひよこを屋台で買って、その後神社にお渡しした話

縁日で、カラフルにスプレーをかけられ、威勢よく売れられているヒヨコですが、体毛に色を付けられているのはとてもかわいそうだと思います。

お祭りの翌日、友達から売れ残ったヒヨコ達を配っている商店のおじさんがいると聞き、間髪入れずもらいに飛んでいったことがあります。それも4匹。

もらった後、子どもには少し大きめのかごに入れてもらい、大事に持って帰りました。そのとたん、家の中がピヨピヨ賑やかになりました。それはもう可愛いものです。そして、肝心要の餌となる食べ物。何にしても大所帯でしたので、日に4回、キャベツを刻み刻み与えました。そうすると、皆一斉に野菜をつつき始めます。その姿も、とても可愛い。

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それにしても、当初、ヒヨコ、鶏の一生なんて全く知らなかった身で、とにかく毎日よく食べるキャベツを刻みに刻みました。それはそれは、旺盛な食欲。他にも、2匹ずつもらっていっていた友達などのヒヨコは、暫くたって様子を聞いてみると、皆死んでしまったそうで、それを聞いた筆者は、ますます、とにかくキャベツだけですが、葉物としてコツコツ食べるだけ食べさせ大きくなってもらうことだけを願っていました。

そしてその後、糞の始末です。鳥類は、羽を広げて大きく飛ぶものも、空を飛べない鶏も同じ種類です。その為か、今でも覚えているのが、インコなどと変わらない糞の臭いでした。

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たぶん、与えていたキャベツが、鳥用の市販の餌と近い成分だったので、同じようなにおいがしたのだと今では分かるのですが、とにかく騒々しい中でこれも毎日、下に敷いてある新聞紙を取替え、家の中で飼っていたのでなるべく清潔にかごを保つようにしていました。

その世話を何ヶ月やったでしょうか、可愛さにおなかの上に乗せてみたり、かごから出して追いかけっこをしてみたり、遊べはしましたが、最後まで人に懐くといった感じにはなりませんでした。が、うちのヒヨコは、とうとう立派な鶏になってくれまして、近くの神社に引き取ってもらい、その後も様子を見に遊べたことは、今ではいい思い出になっています。また大人になるまでしっかりと育てられたことに、とても誇りに思い、当時の友達ともヒヨコを話題にして仲良く盛り上がることもできましたし、ペットといっても、私たちと同じ命を持っているということを、知らず知らずのうちに勉強できたいい経験だったと思います。

どんな動物にせよ、これからペットを持ちたいと思っている方々に、これ以上不幸な動物を作らないために、まずは最期まで買いきれる覚悟を持ってもらうことをお願いしたいと思います。

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