亀の冬眠明けの時期は?餌や水替えの注意点など。

亀の飼い主さんは、冬眠させた亀を目覚めさせるタイミングがいつなのかとても気になりますよね。出来れば早く冬眠させた亀を起こしたいところですが、亀が無事に冬眠から目覚めさせるために知っておきたいポイントがあります。ここではとくに亀の冬眠明けの時期と冬眠から目覚めたあとの餌と水替えの注意点について考えてみましょう。

亀の冬眠明けの時期は春先(3月上旬から下旬)

地域によって違いはありますが亀は3月上旬から下旬にかけて冬眠から目が覚めてきます。3月に入ると亀の冬眠用ケージの水温に注意しましょう。ここで大切なのは、飼い主さんが強制的に亀を目覚めさせるのではなく自然と亀が目覚めるようにサポートするということです。

強制的に亀を目覚めさせることは、亀の体に大きな負担が掛かるので亀が自分で起きてくるまで待つようにしましょうね。

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3月上旬頃から冬眠用ケージを暖かいところへ移動

3月上旬頃になると水温5℃を保っていた冬眠用ケージを少しずつ明るく暖かい場所へ移動させます。そうすることで水温が上昇しはじめるので亀に「春が来た」と言うことを知らせることが出来ますね。

池で冬眠しているときは上にのせていた枯れ葉などを少し取り除いてあげましょう。明るくなることで亀は春が来たことを感じるでしょう。

亀が自然に起きてくるのを待つ

水温が徐々に上昇していくことで亀は自然と目を冷まします。しっかりと亀の目が覚めるまで水温に注意しながら見守ってあげましょう。

ただ冬眠して4ヵ月以上過ぎても冬眠から目覚めない、亀の皮膚の状態がおかしいなどの場合は強制的に冬眠から目覚めさせヒーターなどで水温を25℃に保ち、亀を十分に保温して動物病院へ連れて行きましょう。

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冬眠明けは急激な水温の変化に注意

冬眠から覚めた亀の水槽は、ヒーターなどの保温器具を使い水温を25℃以上に保ちます。ただ急激に水温を上げると亀に負担が掛かるので初めは水温を20℃から25℃に設定し、ゆっくりと水温を上げていきましょう。亀は水温25℃以上が最も体力の回復が早いと言われています。冬眠明けはしばらくヒーターなどで暖めてあげるといいですね。

冬眠明けの亀の餌はどうする?

冬眠明けの亀は体力的にとても弱っています。また冬眠中は食事をしないので消化器系も活動していません。そのため冬眠から目が覚めてもすぐに餌を与える必要はないでしょう。

水温が20℃以上になり亀の基礎代謝が高まってきたら餌を与えはじめます。できれば水温は25℃以上がいいですね。また餌も冬眠明けは一度にたくさん与えないで少量を与え、亀の様子を見ましょう。

餌を食べだしたら様子を見ながら餌の量を増やしていきます。ゆっくりと普通の飼育方法に戻してあげましょう。

水替えはどうする?

冬眠明けの亀は長い間餌を食べないのでとても弱っています。また冬眠中は餌を食べていないので水が汚れることはほとんどないですよね。そのため亀が冬眠から目覚めてからすぐに急いで水替えをする必要はないですよ。

餌を食べ始めるようになると、糞などで水が汚れてきます。この頃には、亀の基礎代謝も上がってきているので水替えをしても大丈夫でしょう。

冬眠明けの最初の水替えは、亀が餌を食べ始めて糞などで水が汚れてからと考えましょう。

4月になり気温が高くなってくると当然水温も高くなってきますね。亀の活動も活発になってきます。この頃には普通の飼育方法に戻してあげるといいでしょう。

まとめ

春先の水温は環境や地域によって違ってきます。亀が冬眠明けにストレスを感じないように飼い主さんは亀の様子を見ながら「春が来た」ことを亀に教えてあげるようにしましょう。

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