飼っている亀が餌を食べなくなった。好き嫌いはある?対策を解説します。

ミドリガメなどの水槽で飼育されている亀が突然餌を食べなくなったと悩む飼い主さんはとても多いですね。亀が餌を食べなくなることは珍しくないことです。ここでは亀が餌を食べなくなる原因とその対策について詳しく解説します。

亀が餌を食べなくなる理由

亀はとてもデリケートで神経質な面があります。少しの環境の変化などに敏感に反応し、餌を食べなくなることもあります。

亀が餌を食べなくなる理由には次の6つが考えられます。

  • 水温が低いまたは高い
  • 餌に飽きたまたは餌が嫌い
  • 急激な環境の変化があった
  • 水が汚れている
  • 日光浴が不足している
  • 産卵前

次ではそれぞれの原因と対策について詳しく解説します。

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原因1 水温が低いまたは高い

亀は変温動物なので体温が外気によって大きく左右されます。そのため亀にとって適切な水温が保たれていないことは消化に大きく影響してきます。

亀が最も食欲旺盛な水温は25℃から30℃です。この温度より高すぎても低すぎても食欲が低下してきます。

とくに水温20度以下になると亀の代謝が低下し、餌を消化できなくなるので餌を食べようとしなくなります。また水温が高すぎても食欲がなくなることがあります。

対策

水温が低い場合は水中ヒーターなどを使って水温を一定に保つことが大切です。また亀が陸に上がったときも体温が低下しないようにバスキングライトを使用しましょう。

夏に気温が高すぎて水温が上昇するときは水槽を風通しの良い涼しい日陰に移し、水温が上昇しすぎないように注意が必要です。

原因2 餌に飽きたまたは餌が嫌い

 

亀は意外とグルメで同じ餌ばかりを与えているとその餌に飽きてしまうことがあります。また亀によっては同じメーカーや餌の種類によって好き嫌いがあります。

対策

餌の種類を変えてみましょう。亀によっては好きな餌と嫌いな餌がはっきりしていることがありますよ。亀の好きな餌を見つけてあげることも大切ですね。また亀の好きな餌を数種類ずつローテーションを組んで与えるようにするといいですね。

あまりにも食欲が低下しているときは亀の好きなミミズやコオロギなどの昆虫、肉(脂身のない部分を湯がいたもの)などを与えてみるといいでしょう。食欲が回復したら市販の餌に戻しましょう。

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原因3 急激な環境の変化があった

ペットショップから連れてきて新しい水槽に入れたなど急激に環境が変わるとデリケートな亀は食欲がなくなってしまうことがあります。またショップと餌が違うと食べないこともあります。

引越しなども環境が変わるので注意が必要ですね。

対策

環境が変わったときはしばらく様子を見ましょう。1週間くらいで亀が落ち着いてくるので餌を食べ始めることがほとんどです。

原因4 水が汚れている

水が汚れていると亀は餌を食べなくなることがあります。亀の水槽の水はとても汚れやすいのでこまめに交換する必要があります。

対策

水が汚れないようにこまめに交換しましょう。またケージの中はいつも清潔にしておくことが大切ですね。

原因5 日光浴不足

日光浴が不足すると亀の体が温まらず代謝が低下することで餌を消化しにくくなるために食欲が低下することがあります。

対策

定期的に亀に日光浴をさせましょう。ただ季節によって日光浴の時間や場所を工夫することが必要ですね。とくに寒い時期、冬眠していない亀はバスキングライトで日光浴をさせるといいでしょう。

原因6 産卵前

成体のメスの亀に限りますが、産卵前に食欲がなくなることがあります。亀は産卵する場所を探すことに集中するため食事どころではないという感じになります。雌がそわそわしている、水槽から脱走しそうになるときは産卵前のことがほとんどです。

対策

亀の産卵が終わるまで様子を見守りましょう。産卵が終わると元のように食欲が戻るでしょう。

まとめ

亀の食欲がなくなる原因を紹介しましたが、いずれの原因も飼い主さんが注意することで改善することができますよね。ただこのいずれにも当てはまらないときは亀が病気になっている可能性があります。すぐに動物病院へ連れていくことをおすすめします。

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